新型のZ、注文に関して物議を醸しだしてきています。
いろんなところから情報が出てきていますが、東京など関東地方で購入をしようと契約をしたら、急に抽選になってしまったというものです。
チューニング界隈などでは、最後の純エンジン車として注目されています。
それもそのはず、Zには現行スカイライン400Rに搭載されているエンジン、VR30DETTが搭載されたり、マニュアルミッションが用意されているからです。
騒音規制も相まって、最後の純エンジン車の大物物件です。
各ショップもチューニングベースとして購入をしているようですが、いきなりの抽選・・・。出たばかりの新型が抽選になるというのは非常に理解に苦しんでしまいます。
マイナーチェンジを控えている車で、生産がマイナーチェンジとかぶってしまうため、注文を停止しているものとはそもそも訳がちがいます。
そんな新型Zですが、メンテナンスデータを入手できたので紹介します。
新型のZに搭載されるエンジンは、スカイライン400Rに積まれているVR30DETTです。
こちらが400Rの心臓部です。これと同じVR30DETTがZには搭載されます。
エンジンオイルは0W-20で、オイル交換のみで5.1L。フィルター同時交換で5.3Lです。
RV37の400Rと同じです。
このエンジン、オイルパンが金属ではなくて樹脂製なのが特徴です。
アルミのオイルパン以上に、ドレンボルトの締め付けには気を付けないといけません。
ドレンボルトの締め付けトルクは33.5N・mです。
交換は15000km又は1年とされています。
メーカーはこのスパンで交換をOKとしているようですが、ツインターボ車なのでもっと早いタイミングで交換することをお勧めします。
スカイライン400Rにはマニュアルミッションはありませんでした。
新型のZには新開発されたマニュアルミッションの設定があります。
そのマニュアルミッションはGL-4の75W-85というオイルが入っており、2.83Lです。
交換のスパンは10万キロまたは2年ごと。
スカイラインにはなくてZにはあるマニュアル。新型Z最大のポイントでもあります。
デフオイルはLSDの有り無しで変わってきます。
メカニカルLSDなしだと1.4L。日産ハイポイドフルード S1のGL-5 75W-80。
メカニカルLSDありだと1.55L。日産デフオイルハイポイド LSD GL-5 80W-90。
ちなみにオイルフィラー・ドレンともに35N・mの締め付けトルクです。
デフオイルは6万キロ交換指定です。
Zという車は、ワールドワイドに展開しているスポーツカーです。
しかしながら、注文した人全員にいきわたるようにしてほしいと切に願います。
日本独自の軽自動車とはターゲットが違うのはわかりますけど、おひざ元の日本でZが買えないっていうのは非常にさみしいですよね。
残された時間が短い純エンジン車。抽選とは言わず、日本を優先して販売してほしいですよね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。