先日お伝えしました、ヤリスです。
この年式の車には珍しい故障で、エアコンの風量がおかしい。
車はマニュアルエアコン搭載車で風量は1から4までを選択できます。
しかしこのヤリス、風量4でしかブロワモーターが回らないんです。常に全開でしか使えないので不具合を感じて修理に入庫。
そもそもこんな年代で壊れるのは滅多に見かけません。
この症状を見る限りでは、ヒーターレジスタの不良であろうと。
640円だったので、部品を手配しました。
届いた新品のレジスタはDENSO製。
こんな形状をしています。
では、ヤリスについていたレジスタはどうだったのか?
ご覧の通りです。親指で触っている部分の接点が剥がれています。
ここが問題で、断線していたんだなと。
4だけが使えたのは、回路上で全開モードは切れていなかったから。
レジスタって、抵抗を与えてモーターに伝える電気の量を制御して風量を変えています。
それにしてもどうしてこんな部分が剥がれてしまったのか・・。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。