エンジン

冬に起きやすいオイルトラブル!オイルの乳化と吹き出しは何故起きるか!?

冬になると夏とは違ったトラブルが発生することがあります。エンジンオイルにまつわるトラブルも例外ではありません。

今日は特徴的な冬のオイルトラブルを紹介します。

オイルの乳化現象とは?

エンジンオイルの交換をしようと、フィラーキャップを開けるとこの状態。

白いクリーム状のマヨネーズのようなものがエンジンから見えてきます。

この白いものは何か?冬によく見る光景です。これはオイルの乳化現象です。

何故このような現象が起きるのか?

エンジンオイルに水分が混入すると、このように乳化現象につながります。

そもそも密閉されているエンジンのどこから水が入るのか?

エンジンは空気と燃料を混ぜて爆発させ動力を得ています。

吸入する空気の中には、若干の水分が含まれています。これがエンジン内部に少しずつ蓄積されていく。

ただ、水分なのでエンジンが完全暖機で稼働すれば、そのほとんどが蒸発します。冬に完全暖機する前にエンジンを停止すると、水分が溜まっていってしまいます。

オイルの乳化を促してしまう使い方は、いわゆるチョイ乗りが多い人になります。

エンジンのブローバイガスからの不純物や、結露などの水分が混じっていくとこのような白い固形物を生成していきます。エンジンによっても生成されやすいエンジンが多いです。これがオイルの乳化現象。

交換してしまえば対して気にしなくてもいいんですけど、オイル全体が真っ白に見えるようだったら早期交換が必要です。

ブローバイ凍結でオイルが噴きだす!?

これも冬特有のトラブルです。

といっても、構造が良くないからなんですけど。

まずはこちらをご覧ください。

このステラ、オイルが噴きだしてしまっています。

原因はヘッドカバーの構造がよろしくない為、ブローバイの通路が凍結してしまうのです。対策型のヘッドカバーに交換しないと、ブローバイから逆流して噴きだしてオイルまみれになってしまいます。

こちらも夏には起こらない現象です。

このステラの場合は不具合ですが、オイルの粘度が高い車は、暖機なしにいきなり高回転まで回し上げると噴きだす可能性もゼロじゃありません。

オイル交換をしてないでスラッジが堆積しているような車は要注意です。

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