左が通常のワイパーブレード。右がウインターブレードと呼ばれる、雪用ワイパーです。免許取立ての頃、なんで雪用のワイパーなんか必要なんだろうって疑問に思っていました。
どこが機能的に違うかって言うと、普通のワイパーは、指をさしているところがジョイントになっています。このジョイントがあるおかけで、フロントガラスの曲面にぴったりフィットするんですが、このジョイントが凍っちゃうんですよ。
凍って曲がりづらくなるため、ワイパーのかき具合が悪くなります。
冬用のウインターブレードは、このジョイント部分をカバーで覆ってしまうことで、ジョイントの凍結を防止しております。
これが大きな違いです。さらにゴム部分も厚めに作られていることで、凍ったガラスを掻いてもゴムがダメになりにくい。
でもウインターブレードはカバーがついてる分、重量があるので通常のワイパーよりもひとつ小さなサイズ設定にするのが一般的。
500mmなら475mmに短くする。
450mmなら425mmにするなど。
ワイパーモーターに負担をかけないように配慮してサイズダウンさせています。特に雪を掻くときは雪の重みのプラスされるので、ワイパーモーターにかかる負担は増えます。
雪がフロントガラスに積もってるときに、強引にワイパー動かして雪をどける人いるでしょう!?
あれはよくない。
ワイパーモーターに負担がかかって、焼き付きの原因になっちゃうからね。
雪をどけてからワイパーを使ってください。
ワイパー一つでも結構奥が深い、車。
雪国ではスタッドレスタイヤと同じで必須アイテムになっています。
その理由は夜に吹雪いた状態で、車を走らせてみるとよーくわかります。すぐに視界が遮られて見えなくなってしまうからです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。