カーブを曲がろうと、ウインカーを出す。
そのあとハンドルを切って曲がると、自動的にウインカーは戻りますよね?通常は戻るようになってるんですが、ハンドルを切っても戻らない時がある。
これは一体何が原因なのか?
これは中古販売しようとしている車ですが、ウインカーが戻らない症状がありました。
ウインカーを動かすと、この左側の白いプラスチックが動きます。
このプラスチックをハンドルの中央にある白い輪っこ状になっているプラスチックが接触する。
輪っこになっている部分には120度刻みで突起があります。
この突起が白いプラスチックに接触することで解除するのが機械式の仕組みです。
ウインカーが戻らない車は、ここの突起部分がすり減っていてハンドルを切っても白いプラスチックに接触する力が甘いために戻らない。
当然レバースイッチのこんな白い部分だけで部品が出ないので、スイッチASSYでの交換になってしまいます。
これは昔の軽トラックのものなんですが、構造はほぼ似たかよったかになっています。
ウインカーを出して、ハンドルを切ると若干ハンドルに手応えがあってカチッと戻る車は大抵がこの仕組みになっています。
最近の車は、ウインカーを出してもスイッチが上や下で固定にならないものもあります。そういうタイプのものは機械式で戻していないため原因は他にあると考えられます。
白いプラスチックの部分をパテかなんかで肉盛りすれば、少しはごまかせるかもしれませんけど。ご参考までに
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。