昨日、会社にお得意様のお客さんから電話が入りました
「ホイールローダーのエンジンがかからないから見てくれ」
ちょうど僕が作業の区切りがついていたので行って来いと先輩に言われて現場へつきました。
ホイールローダーといわれても、ピンとこない。重機なんだろうなということくらいしかイメージが
全く沸きませんでした。現場につくと重機が2台。大きいほうと小さいほう。小さいほうくらいなら
何とかなりそうだなと思うと、エンジンがかからないのは大きいほうだという。
とりあえずオーナーから操作方法を学ぶ。Nになっているのを確認して、スイッチを入れると
セルモーターは普通に回るが初爆がない。先輩からは、
「エンジンのことがわかってりゃなんとかなる」
といわれてきただけ。当然ディーゼルです。考えていても仕方がないので一つ一つパネルを外して
エンジンをチェックした。雪でマフラーが詰まって排気しないために、吸い込めないのか?と
思ったけどマフラーは上に伸びていた(笑)
ディーゼルでエンジンがかからないって、燃料が来ないか吸い込み不足かグローくらいしかないじゃんか。
と思って燃料メーターを見ると、メーターがない。
フュエルキャップを開けると検尺棒がついてた。引っ張りだしてみるとエンプティに近い。
オーナーに軽油をもらって給油。プライミングポンプをあおっていると、次第に圧がかかってきた。
なんだ。ガス欠か。バッテリーカーをつないでクランキングするとエンジンがかかりました。
特殊車両っていうのはとりあえず形は重機だったりするけれど、エンジンがかからないということに
なってくれば後は車と対して変わらないよ。ということがよおく体験できました。
それにしてもでっかいモンスターだったな
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
既に前職なのですが、私が居た営業所のお隣は建機レンタルのメンテ部門で
裏の居酒屋で一緒に上司と夜に飲んでました。
そこで聞いたのが「お宅らはたとえエンジンが死んでもレッカーできるけど、うちは出来ないよ」
とゆう話でした。
キャタピラで移動する物は絶対にエンジンから異音が聞こえたら「すぐに電話して!」と
借り主にきつく言っていたそうです。
建機の動力のほとんどが油圧です・・
キャタピラも油圧モーターで動くので油圧の源はガソリンエンジンだったりジーゼルエンジンです
それが壊れるとセルフローダーにも載せられません。
壊したら?現場で修理だそうです。
この前ありました。キャタピラでエンジンがかからなくなってしまったケース。あれはエンジンがかからないと動かしようがありません(汗