本日もなかなか素敵な画像をGETできました!
何かというと、クラッチなんですが
お客さんが、クラッチ滑ってしまって動かなくなっちゃったから
助けて~。
という電話があったので、積載車に乗ってレッツゴーしました★
わが社の積載車は、他の整備工場のとは違い、
ウインチや荷台などの操作はすべて手動。
リモコンなんぞついていません。とどめに、一人で引き取りに行く!がわが工場のモットーなので
一人でいくのです。
すっごい緊張するよ。狭い道に入って、死にそうになったりね。
クラッチが滑っているとやっかいなんだよな~。
ま、前置きはおいておいて何とか車を載せて
工場に行ってミッションをおろしました。
セルモーターを回すと
「からからからから」
という音がするだけで、エンジンがかかりません。
クラッチが滑っていても、エンジンはかかるはずなのでおかしい。
明らかにリングギアかセルモーターがおかしくなっています。
そしてミッションをおろして、クラッチを外して
驚愕
クラッチディスクを外してみると、カランからーんなどと言う音とともに
こんなものが落ちてきました
通常マニュアル車はリングギアはフライホイールに焼きばめされています。
よくゼロヨンのやりすぎで、リングギアがはずれてしまうことがある
などという話をききますが、これもフライホイールから外れていました。
これじゃセルをまわしてもクランキングしないから、エンジンがかかりっこないな。
と、思ってフライホイールに目をやると
とどめの一撃
すっげー。こんなのはじめてみた。と喜びつつ、
フライホイールとリングギア、パイロットベアリングに
クラッチディスク
カバー
レリーズベアリングを
交換して無事納車
車を納めて、お客さんに改めてうかがうと、
納得。
このお客さんは、クラッチミートをすべてレッドゾーン付近でやっているんですよ。
もう発進の時なんかすごいすごい。
オーバーレブしまくりだろっ!!
というくらいまでエンジンを回して、クラッチを
がっ!!
とつなぐ
これりゃだめだ。
というわけで、お客さんにクラッチ操作を改めて伝授してさってきました。
ノーマルクラッチなんかあっという間にサヨナラになってしまいますからね。
年をとると感覚が鈍るといいますが、うちの工場には
本当に極端なお客さんがおおいなぁと
実感した一日でした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。