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リヤガラスが見事に割れています。
車はスズキのワゴンRです。
今回はちょっとガラス修理について書いてみたいと思います。
まず、このガラスが割れる原因っていうのは2つあります。
1つはもちろん事故など。物理的にぶつかってこられたら割れちゃいます。もう1つは飛び石など飛来物の接触です。
前者は取り付け部分が歪んでいる可能性があるので、板金修理が前提になります。
飛び石などの飛来物がガラスにのみぶつかって割れた場合、単純にガラス交換ですみます。
ガラスの交換ですが、昔の車ってモールにはめ込まれているだけのタイプでした。
モールごとボディから外して交換するという手法で、整備士が自ら交換したものです。
今でも軽トラックなどのリヤガラスははめ込み式をつかっています。
そして現在主流なのが、接着タイプ。これはガラス屋さんで基本的に修理してもらいます。
このMH55Sの場合、リヤガラスが41400円、工賃が13200円。接着剤やモールで6000円弱。合計すると7万円近い修理代になります。
ちなみに、ガラスの種類も純正、社外、輸入、中古とあります。
一番安いのは中古です。保険で直す場合は純正一択ですが、安く直したいというのであれば、社外や輸入ガラスという方法があります。
部品代が安く済みます。
はめ込み式のガラスなら、交換後すぐに乗り出せます。
しかし接着タイプのものは、接着剤が乾くまでは動かすことがNGです。
最低でも半日ほどは乾かさないとよくありません。
田舎あるあるですが、草刈り機を使って草を刈っていたら、石をはねてガラスを割ってしまうというパターンが非常に多いです。
なので、草刈りをするときは必ず車をよけておかないと駄目です。草刈り機が原因でのガラス割れは、毎年数件あります。
僕も家の草刈りをビーバーでやりますが、車は避難させています。あとはビーバーを地面すれすれまで近づけないことですね。
根元から刈りたい衝動に駆られると、異物に当たって飛ばしてしまいます。
ちなみに、自動ブレーキがついているフロントガラスは、交換後にエーミングという調整作業も必要になり、工賃もかさみます。
今の車は必ず車両保険に入っておく事をお勧めします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。