スズキ ワゴンR
型式 MC22S 15年式
外から運転席のドアが開けられなくなった。
ということで入庫。明らかにドアアウターハンドルが壊れている模様。
ワゴンRに然り、今の車の外装部品というのは
その殆どが塗装済みで販売されています。なので、車体番号と型式・類別番号とその車体の
カラーコードというものが注文時に必要になります。
カラーコードは、エンジンルームなどにあるネームプレートに記載されているものです。
ちなみにこのMC22SのワゴンRのカラーコードは
Z2Sというもの。
ドアのアウターハンドル。これは樹脂製なので、強い力で開閉を繰り返すと
割れてしまうことがままあります。ある種消耗品といえるかもしれない。
内側からネジで止められているので、交換には内張りをはがす必要があります。
ネジは赤丸の3箇所。ドアのとってにはメクラのふたがあります。ふたを取ったらネジが2本ある。
黄色いドアロックはネジ式なので、左回りにまわして抜いておく。
ドアのインナーハンドルはネジを外したら、後ろ側から前の方向へ押してやる。
そうするとスライドして外れる。しかし、ドアロックアクチュエーターへのロッドがはまっているので、
隙間からロッドを外さないとインナーハンドルは抜けないので注意
インナーハンドルを外したら、内張りを引っ張るとクリップが抜けてくる。
クリップを全部抜いたら、上へ抜いてやる。
そうするとドアの内部が見えます。
見事に割れているドアアウターハンドル。10mmのネジ2本で止められています。
外して、割れている部分のプラスチックをロッドから外す。
そして新品をつけてロッドをつける。あとは元に戻して終了。
ワゴンRのドアが外から開けられなくなったら、ドアのアウターハンドルが割れている可能性が高いです。
MC22SのワゴンRのアウターハンドルの値段は3150円(シルバー色)
もしかしたら色によって値段が違うかもしれません。
交換工賃は指数が表示されていませんでした。
似ている作業としてはドアの内張りを脱着するガラスレギュレーターのものを引用して、ちょっと減らして
大体作業時間30分となると思います。
交換工賃が大体3500円くらいで部品の値段が3150円の
7000円ほどの修理になると思います。ご参考までに。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。