ノックセンサーです。
ターボエンジンが圧縮比を上げるためにはノッキングにシビアにならないといけない。
ノッキングが起こったら、ノックセンサーで拾ってECUに伝え、ECUより点火時期を調整してノッキングを防ぐ。
そのため、現在のターボエンジンは昔のエンジンと比べて圧縮比を上げることに成功しました。
と、ノックセンサーの説明はここまでにして、
お客さんが、エンジンチェックランプが点灯したと入庫。
車両はワゴンR
今はチェックランプは消えている。特に不具合もないが確認してくれとのこと。
早速ダイアグノーシスを拾ってみると、ノックセンサー系統異常とでました。
メモリーをクリアして試乗。
お客さんに了解を得て、結構な距離を試乗。
しかし再発はしなかったし、何も調子は悪くならなかった。
このままノックセンサーだけを交換しても、原因が他にある場合センサーの交換自体は無駄になってしまうとの旨を伝え、一度お返しして再度チェックランプがついたらその時にまた入庫してもらうようにお話をしたら、壊れている可能性があるのならセンサーを交換してください。
と、おっしゃったのでノックセンサーの交換に踏み切りました。
一体どこについているのやら・・・
結果はインマニの下のシリンダーブロック。
リフトアップすると分かるけど、オルタネーターとセルモーターに挟まれているような場所。
ノックセンサーの大きさは恐らく24mmくらい。
特殊工具も何もないので、モンキーでインマニのステーを外してちょこっとずつ緩めて外しました。
ノックセンサーを交換後、再び試乗。しかし特に何も変るわけでもないけどもしセンサーが壊れているのであればこれで完治となる。
ノックセンサーは7550円
交換指数は1時間。大体工賃は6000円前後となります。
以上ワゴンRのノックセンサー交換でした。
社外品は安いですね〜。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。