初代ワゴンRです。
F6AのSOHCのNAエンジン搭載モデル。
ディスビの取り付けギヤハウジングより激しいオイル漏れがあったので
Oリングを交換することに。
この手の斜めにディスビが刺さっている車については、
ただディスビを抜いたら点火時期がかなり狂ってしまうことがあります。
ごらんの通り、ギヤが細かいのですぐに動いてしまう。
そしたらエンジンがかからなくなってしまうのです。
Oリング。古いのはカチカチでぺらっぺらになっていた。
これは確かに漏れそうだ。
このハウジングを外す前に、ディスビキャップを外してください。
そしてローターがどこの向きにあるのかを印をつけておくこと。
その印の通りに戻さないと点火時期が狂ってエンジンがかからなくなります。
もしずらしてしまったら、
クランクプーリーの溝とタイミングベルトカバーを見て、とりあえず1番を圧縮上死点に出します。
で、ディスキャップの位置を見ながら、ローターが1番の接点に触れるような
その辺の位置に持っていく。
これで一度クランキングしてみる。もし初爆すらおこらないのなら、
点火時期がカムで180度狂っているはず。
クランク2回転に1回転がカムの動きなので、再びクランクのマークをあわせてみる。
そしたらディスキャップが変な方向に向いているので、今度こそ1番のあたりに持ってくる。
初爆が起こってエンジンがかかりそうになったら、微妙に抜き差しして調整。
最終的にはタイミングライトできちんとした点火タイミングに調整すること。
今では安価でタイミングライトが売っていますね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。