オイル漏れを放っておくと、ベルト切れを誘発しやすく走行不能に

先日、車のランプが全部点灯してしまいおかしいので見てくださいと、搬入されてきた車。

どうやらバッテリーが上がっているようでした。

確認してみると、いろいろな意味で凄かった・・・。

何かエンジンルームが汚れているのが分かります。

ランプが全部点灯しているという時点で、オルタネーターのトラブルかなと思ってベルトを見てみると・・。

やはりベルトがかかっていません。それどころか、オイル漏れがひどい・・。

オルタネーター本体も真っ黒になっているのが分かります。

エアコンのベルトは残っていました。オルタネーターベルトが切れてしまったことによるところが原因です。

ではベルトが切れた理由はなんなのか?

どうやら漏れたオイルがベルトに付着しているのが、寿命を短くした原因だと思われます。

ベルトにオイルが付着すると・・・

ベルトにオイルが付着すると、寿命が短くなります。

理由はいくつかあります。まずベルトにオイルというものは相性がよくないということ。そしてプーリー溝にオイルが付着すると、スリップしやすくなります。

空回りすることで溝がどんどんすり減っていき、縦にさけてしまう。

この車も見てみたら相当オイル漏れを起こしています。おそらくクランクフロントのオイルシールから漏れたオイルが、プーリーで飛ばされて、それがまた付着してスリップをしていた。

もしくは、チェーンカバーからもかなりのオイル漏れが確認できるので、たれたオイルがベルトに付着した。

オイル漏れが激しくなると、こういった事例にもつながります。

この車の場合、オルタネーターベルトが切れるとウォーターポンプも駆動しなくなるため、オーバーヒートもしている可能性があります。

オイル漏れを修理して、ベルトをかけてみてどうか?

日々のメンテナンスを怠ると、結局走行不能につながるという事ですね。

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