ちょっと珍しい形の表示灯です。
これはブレーキオーバーライドシステム表示灯です。
これはダイハツのハイゼットトラックで撮影した警告灯です。
そもそもブレーキオーバーライドシステムというものは何なのか?
調べてみたら取扱説明書には
アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まれたとき、
駆動力を抑制する場合があります。
と、記載があります。
国産のメーカーではかなりたくさん採用されているシステムです。
何故このようなシステムが必要なのかというと、
仮にフロアマットが引っかかって、ブレーキを踏もうとしたときにアクセルペダルまで押し付けられたとき。
このような場合、ブレーキをかけたいのに、アクセルまで踏まれているので速度を落とせません。
このような状況を回避するために、アクセルペダルよりもブレーキペダルの操作を優先させるように制御するシステムです。
安全装置として組み込まれているそうです。
おそらく電子制御スロットルによって、そのような情報が入力された時に
スロットルを開けないように制御したりしているんでしょうね。
~対策~
もし、ブレーキオーバーライドシステム表示灯が点灯したらどうするか?
これは簡単です。ちょっと落ち着いてアクセルペダルとブレーキペダルが
同時に踏み込まれていないかを点検するということ。
よく見れば表示灯もペダルを2つ一緒に踏み込んでいる絵になっていますね。
もし、ペダルを2つともリリースされているのに表示灯が点灯しっぱなしで、消えない場合は
システムの異常が考えられるので、整備工場で見てもらいましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。