これは特殊な車両についている表示灯です。
PTO表示灯・PTOインジケーターランプです。
キャンターで撮影しました。
そもそもPTOとは何か?
キャンターの説明書によると、Power Take-Offの略称で、日本語訳にすると動力取り出し装置ということになります
具体的にどういうものを指すのかというと、タンクローリーやダンプカー、それにキャリアカーなどが有名ですね。
タンクローリーでいうと、給油ノズルからの動力
ダンプカーは荷台を持ち上げる動力
キャリアカーは荷台を上げ下げする動力
などが該当します。これらの動力はミッションからプロペラシャフトを介してPTOのポンプにつながります。
そのPTOのポンプが油圧を発生させて、それぞれの動力に変換していると言うわけです。
このPTO表示灯はPTOの動力を使用している時に点灯する表示灯になります。
~対策~
あくまで表示灯なので、ドライバーに警告しているわけではないですが注意する点がひとつあります。それは、PTOを切り忘れないようにするということ
これが意外と重要で、通常PTOから動力を取り出しているときは基本はアイドリング回転です。
PTOはレバーやスイッチで切り替えるんですが、使用したあとに切り忘れてそのまま走行すると、
規定以上の動力がPTOポンプに伝わります。
これがPTOのポンプの寿命を縮めてしまうことがあるので、かならずPTOを切ってから走行するようにしましょう
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。