これは燃料系統の警告灯ということはわかりますがなんの警告灯でしょう。
これはフューエルフィルター/燃料・水分離器水位警告灯です。
これはトヨタで使われている警告灯です。
このフューエルフィルター/燃料・水分離器水位警告灯はトヨタのハイエースで撮影してきました
この警告灯が使われているハイエースはいわゆるクリーンディーゼルとよばれるコモンレール式のディーゼルエンジンを積んでいます。
従来、ディーゼルエンジンというのは黒煙がマイナスなイメージを持っていたけれど、高圧インジェクターによるコモンレールディーゼルでは黒煙は皆無になりました。
そのため、燃料とエンジンオイルに関しては厳しく管理をする必要が出てきたんです。
今までのディーゼルでも水抜き警告灯などがありましたが、もっと高い精度でモニタリングしています。
フューエルフィルターが目詰まりを起こしたとき
水分離器内に規定以上の水が溜まったとき
この2つが主に警告灯を点灯させる条件になります
~対策~
では、フューエルフィルター/燃料・水分離器水位警告灯が点灯したらどうするか?
自分でフューエルフィルターを交換したり、水抜きをしたりするのもありなんでしょうけど
これは早くに整備工場へ持ち込んだほうが無難だと思います。
というのもディーゼルの燃料ラインにエアを噛ませたりするとリカバリーが結構大変なんです。
エアが完全に抜けないとエンストを起こしたりしますからね。
通常走行に問題がなさそうなら、整備工場へ早くに持ち込みましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。