これはトラックを触ったことがある人ならわかると思います。
キャブチルト警告灯(キャブチルトウォーニングランプ)です。
これは三菱のキャンターで撮影しました。
そもそもキャブチルトってなんだろう?
ステアリングにもチルトっていう機能がありますよね。高さというか角度を変えたりするあれです。
これがキャブに当てはめるとそのままになります。
トラックなどは、座席のシートの下にエンジンがあるのがほとんどです。
室内から、シートを持ち上げてエンジンを整備する車もありますが、大きなトラックになってくると、キャビンそのものが持ち上がる構造になっています
キャビンをチルトして持ち上げると、エンジンが丸見えになり整備しやすくなる
キャブチルト警告灯は単純にこのキャビンのチルト機構を見張っている警告灯になります。
~対策~
では、キャブチルト警告灯が点灯してしまったらどうするか?
これはもう簡単です。きちんとキャブロックされているかを点検してください。
キャビンをチルトするにはいくつかのロックを解除してレバーをもちあげますが、完全にロックされていないとこのキャブチルト警告灯が点灯します。
キャブがロックされていないのに走行すると大変危険なので警告灯が付いているわけです。
かなり大型のキャビンになると、人力でキャビンを持ち上げられないので、キャビンを持ち上げるアシスト機構がついています。
簡単に巨大で重いキャビンが持ち上げられるわけですが、それが走行中にロックされていないとなんかの表紙にキャビンが持ち上がったりして大変危険です。
きちんとキャビンがロックされているのにもかかわらず警告灯が点灯するときはセンサーなどが故障している可能性があるので、工場で見てもらいましょう。
物理的にキャビンがロックされていればとりあえずは大丈夫です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。