スズキのトランスミッション警告灯にそっくりですが、これは電制パワーアシストシフト警告灯です。
これは日産のセレナで撮影しました。
スズキのトランスミッション警告灯は黄色ですが、こちらの日産の電制パワーアシストシフト警告灯は赤色になります。
そもそも電制パワーアシストシフトっていうのは何をやっているかっていうと、電動パワステのシフトバージョンだと思ってください。
通常であれば操舵力の重たいシフトレバーの操作をアシストしているものだそうです。
僕もこの電制パワーアシストを搭載しているセレナに乗ったことが何度もありますがシフトレバーのタッチが今までのATとはちょっと違うなと思っていました。
ではこの電制パワーアシストシフト警告灯が点灯したらどうなるか?
「セレクトレバーの操作力が重くなります」
と書かれています。
構成されている部品は、シフトレバーの部分にパワーウインドウのモーターのようなものがついています。そのモーターのチカラでアシストしているみたいですね。
そして制御しているのが専用のECUになっています。
つまり電制パワーアシストシフト警告灯が点灯したら、これらのシステムに不具合が出ているということになってきます
~対策~
では電制パワーアシストシフト警告灯が点灯してしまったらどうするか?
これはとにかくすぐにディーラーに持って行ってください。
実際に症状にあった人に聞いてみたら、シフトレバーが人力では動かせないくらい重くなったという人もいました。
年式によって重さ加減には個体差があるみたいです。
割とセレナあたりで頻繁に起こるトラブルのようで、問題は保証期間です。
ディーラーの見解だと5年保証ということなので、保証期間内であれば無料で直せますが、
保証期間がすぎてしまうと実費になります
一度エンジンを切ってもう一度始動すると、とりあえず症状がおさまることもあるみたいですが
すぐにディーラーに持っていきましょう。
シフトレバーASSYの交換は工賃を入れると7~8万ちかくになってくると思います。
あと気をつけて欲しいのは、シフト操作するとき以外はシフトレバーに手を置かないということ。
無理な力をかけていたりすると負担がかかりやすいそうです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。