このスパナみたいな変なマークの警告灯はなんでしょうか?
これはエンジンオイルメンテナンス表示灯です。
写真はホンダ車で使われている警告灯です。
なんでこんな警告灯があるかというと、オイルに気を付けないといけないからです。
どういった車種にこのエンジンオイルメンテナンス表示灯が設定されているかというと
ターボ車です。
基本的にターボ車っていうのは、NAよりもオイル管理をマメにしないといけません。
なぜかというと、ターボチャージャーの潤滑と冷却をオイルが担っており、その通路がすごく狭いんです。
なので、オイル交換をついついサボってしまうとすぐに油路が詰まって、ターボが焼きついてしまう。
それを防ぐために表示灯を点灯させて、注意を促しているというわけです。
基本的にこのホンダ車のターボに付いているエンジンオイルメンテナンス表示灯は3段階に分かれています
前回オイル交換をしてからの走行距離が
4500km未満の時・・・キーをIIの位置に回した時に数秒間点灯して消える
4500km~5000km未満・・・キーをIIの位置に回した時に10秒間点滅して消える
5000km以上・・・キーをIIの位置に回した時に点灯しっぱなしになる
当然、オイル交換をしたら、警告灯が点灯しているいないにかかわらずリセットしないといけません。
~対策~
基本的にこのエンジンオイルメンテナンス表示灯が点灯したら、前回のオイル交換の距離を調べましょう。
もし、最近交換したばかりで、表示灯のリセットをしていなければ、リセットするだけでOK。
そういえばしばらくオイル交換をしていない・・となったら速やかにオイルを交換しましょう。
そして表示灯もリセットします。
尚、交換距離が来ていなくても、6ヶ月に1回はエンジンオイルを交換するようにしましょう。
ではエンジンオイルメンテナンス表示灯のリセット方法です。
①オドメーターの切り替えのノブを押しっぱなしにする
②ノブを押しっぱなしのまま、キーをIIの位置まで回す
③ノブを押し続けたままキーをIIの位置に回してしばらくその状態でキープすると前回リセット作業をしてからの走行距離に表示が変わり、メンテナンス表示灯とともに点滅を始めます
④点滅が始まったら、ノブから一旦手を離します。そしてまたノブを押し続けると、走行距離が0に戻りメンテナンス表示灯は消えますので、ノブを離して終わりになります
ターボはオイル交換が命ですのでこまめにオイルを交換しましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。