よく見かける警告灯ですね。
これはSRSエアバックシステム警告灯。
写真はホンダ車で使われている警告灯です。
このSRSエアバックシステム警告灯はその名のとおり、エアバックの異常を検知している警告灯です。
メーカーによってはAIRBAG警告灯としているところもあります。
いずれにしろ、エアバックシステムに異常が出た時に点灯させます。
エアバック系統のなかで一番怪しまれるのが、ハンドルに備え付いているスパイラルケーブル。これがよく断線します。
あとは、エアバックのインフレータ本体や、センサーなどが怪しまれてきます。
この警告灯が点灯したということは、正常にエアバックが開かない可能性があるので
早めに修理に出さないといけません。
~対策~
まずは、そのSRSエアバックシステム警告灯が本当に、システム異常を感知しているのかを確認してみるのもいいかもせれません。
と、いうのもこの手のトラブルが多発したメーカーがありました。
それは、バッテリー電圧が低いために、ECUが上手く働かなくてご認識をしてしまうということ。
ECUの電源電圧をクランキング時などに下回ってしまうと、SRSエアバック警告灯を点灯させることがあります。
この場合は、しばらく長いあいだバッテリーを使っていたということであればまずはバッテリーを新品にしてみるということ。
その際、バッテリーを外して10分ちょっと放置させておきましょう。こうすることによってメモリーしている警告灯のコードを初期化できます。
これで、警告灯は点灯していない初期の状態に戻っていますのでバッテリーを接続してエンジンを始動します。
もしエアバックシステムが本当に壊れているのであれば、しばらくしたらまたSRS警告灯が点灯するはず。
これで直ったらバッテリーの電源電圧が低かったということになります。
エアバックトラブルナンバー1に挙げられるスパイラルケーブルの中身。
これを試してもダメな場合はやはりいずれかの部位に故障をきたしている可能性があるので、ディーラーなどに持ち込んで診断機で診断してもらいましょう。
SRS警告灯が点灯していてると、車検にひっかかります。修理しないといけないので気をつけてください。
警告灯が点灯している間は正常にエアバックが作動しないので注意しましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。