英語のまんまですが、これはステアリング警告灯
つまり電動パワーステアリング警告灯です。
一部のメーカーではハンドルにビックリマークをつけたような警告灯ですが、こういった英語表記のものもあります。
ではこの電動パワーステアリング警告灯が点灯するというのはどのようなことが起こり得るのか?
簡単にいうと、電動パワステのシステム自体に異常をきたしているわけですね。
僕が経験したこのEPS警告灯の故障は
車速センサーが壊れたとき。スピードメーターワイヤーが切れたとき。
電動パワステのモーターに不具合が発生したときなどです。
油圧のパワステと違って、電動のパワステは、車の速度を認識しています。
速度が低い時はモーターのアシストを大きくとる。そして速度が速い時は少し重たくすることによって直進安定性を確保する狙いなどがあります。
なので、スピードメーターのセンサーや、ワイヤーが故障したりすると電動パワステが効かなくなるのです。
あとは機械的にモーターが壊れたときなどですね。
~対策~
対策としては、どのようなことをすればいいか?
まず、落ち着いて現状を把握してみてください。なんで電動パワステ系統の異常が出ているかを冷静に考えます。
一番最初に確認して欲しいのは、スピードメーターが動いてるかどうかです。
メーターが動いていなければ、電動パワステ本体というよりは制御系の故障になります。
逆にスピードメーターは動いているけど、電動パワステ警告灯が点灯したなんていうときは
電動パワステ自体に機械的なトラブルが発生した可能性が多いです。
いずれにしろ、この電動パワーステアリング警告灯が点灯したら、大体の場合はパワステが効かなくなっていることが
多いです。もし運転に自身がないときはレスキューを呼んでください。
冷静に車のことを判断できる人であれば、そのままそっと整備工場まで乗っていきましょう。
前者の故障のほうが修理代は割安。後者の故障は高い修理代になってしまいます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。