この警告灯は、そのものが書いてあるのでわかりますね。
これはABS警告灯です
ABSっていうのは何かっておさらいをしておくと、アンチロックブレーキシステムの略で
フルブレーキング時にハンドルがロックしないように、ポンプを使ってブレーキの油圧を増減させているもの。
このABSのおかげで雪道など、ブレーキがロックしやすい路面でも、ハンドルロックを避けながら
安全に停止ができるシステムです。
このABS警告灯だということですので、システムに異常をきたしたときに点灯します。
ABS警告灯が点灯しているときは、ABSの機能が効かないおそれがあります。
ではABS警告灯が点灯しているというのは、どのような原因が挙げられるかというと
ABSの故障で多いのは、各タイヤの速度を点検している車輪速度センサーの異常。このセンサーが断線するというのが一番多い故障。
あと考えられるのはABSのコントロールユニットの不良。
あとはハイドロリックユニットといってABSの油圧を作り出しているユニットです。
大きく分けてこの3つに分けられると思います。
~対策~
対策としては、どのようなことをすればいいか?
これはもう診断機がないとちょっとわかりづらい故障に入ります。ですので、とりあえず整備工場へ持って行って、どこが悪いかを診断してもらいましょう。
センサーの故障なら修理代もさほどかかりませんが、コントロールユニットやハイドロリックユニットになるとかなり高額な修理になってくると思います。
ちなみにABSの警告灯が点灯していると車検には通りません
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。