この警告灯はもう見ての通りだと思います。
SRSエアバック警告灯です。シートに座っている人間にエアバックが開いているような図ですね。
その名の通り、エアバックシステムに異常がある場合に警告灯を点灯させています
当然このSRSエアバック警告灯が点灯していると車検は通りません。
このSRSエアバック警告灯はどのような原因で点灯するのかというと、一番多い原因としては、ハンドルの部分にあるエアバックの配線。スパイラルケーブルの断線です。
ハンドルの動きに合わせて巻き取ったり、伸びたりを繰り返す配線ですが、これが切れることがよくあります。
スパイラルケーブルの中身はこのようになっています。細長いプリント配線が断線しやすい
大体ダイアグノーシスを拾ってみると、運転席エアバック断線などといった故障コードを表示します。
スパイラルケーブルの断線以外には、ケーブルとエアバックのカプラーの接触不良でも点灯します。
スクイブ異常などといった表記で出てくることがあります。
あとは、エアバック本体の異常、もしくはシートベルトのプリテンショナー機構の警告灯も兼ねています。
~対策~
ではこのSRSエアバック警告灯が点灯したらどうすればいいか?
この警告灯が点灯しているということは、システムに異常があるので、事故を起こしてもエアバックが開かないことが十分に考えられます。
この状態では車検にも通らないので、早めに修理工場に修理に出すのが一番だと言えます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。