この温度計のような警告灯は何かというと、水温警告灯です。
水温の警告灯は2種類ありますが、こちらは低温の警告灯になっています。
エンジンが暖機中であると、冷却水温が暖まらないので、この警告灯が点灯しています。
冷却水の温度が一定まで上がってきたら下がるような働きを通常しています。
エンジンを長くかけていても、この警告灯が点灯しっぱなしというのは、冷却系統に問題がある場合が多いです。
もしくは、走行中に急にこの警告灯が点灯した。という時も、冷却系統に問題を抱えていると考えられます。
そして、その原因についてですが、おそらくはサーモスタットの不良が一番に考えられるのではないかなと。
サーモスタットが開きっぱなしになっているために、冷却水の温度が温められることができない。
というのが一般的な理由になってくると思います。
あと考えられるのは、電動ファンが壊れて回りっぱなしになっているとか、その辺りではないでしょうか?
~対策~
ではこの水温警告灯の低温が点灯したらどうすればいいか?
まずはシステムの異常ではないかを確認したほうがいいかなと思います。
ヒーターを入れてみて、本当に効かないのであれば、システムには異常はなさそうです。
そう考えると機械的に何かが壊れている。つまりサーモスタットや電動ファンの異常が考えられます。
電動ファンの故障は大体が異音です。あとは回らないという故障の方が多い
オーバークールは意外に知られていないんですがエンジンには結構な悪影響を及ぼします。
なので、信号待ちではニュートラルでアクセルを煽って冷却水の温度を上げるなどをして見てください。
それで警告灯が消えて、また走行中に点灯するようでしたら、ほぼ原因はサーモスタットにあると言えます。
いずれにしろ、この状態では燃費も悪化しますし、冬場は大変なことになるのは簡単に想像がつくので早めに整備工場で見てもらいましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。