VWのジェッタです。エンジンチェックランプ点灯で入庫してきました。
故障コードを読み取ると、P0441というコードです。
内容はフューエルタンクベンチレーションシステム・ガスフロー不良というものでした。
この故障はどういった状態ででるのか?
P0441という故障コードは、主に原因が2つあります。
1つは燃料キャップ。燃料キャップがが正しく閉まっていない、密封が損なわれている、または故障している場合、P0441コードが発生する可能性があります。
続いては、燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障です。
燃料タンク自体の可能性もあるし、キャニスターやパージバルブの問題もあります。
今回、こちらのジェッタの修理を進めていくと、問題はキャニスターとパージバルブ、ソレノイドに問題があることがわかりました。
キャニスターの役割って、燃料蒸発ガスを一旦保持しておくケースと考えるとわかりやすいです。
それら燃料蒸発ガスを、適切なタイミングでエンジンへ戻して処理しています。
この制御がうまくいかないと、P0441が点灯してしまいます。
今回交換したのは以下の3つです。
キャニスター・・・37500円
コネクティングホース・・・13800円
ブリーザーバルブ・・・25700円
交換作業は簡単ですが、部品がなかなか高くて修理代がかさみます。
国産ではあまり見かけない故障です。VW全般ではそこそこの頻度でダメになるようなので、10万キロを超えてきたら、発生する可能性があります。
この手のトラブルが発生すると、キャニスターが詰まってることが多いんですが、改善するにはカーボンデポジットを落とすだけでも若干は効果が見込めるかなと思います。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。