VWのポロで、エンジンチェックランプが点灯しました。
原因をデータモニタで探っていくと、フロントとリヤの動きがギクシャクしていて、特性不良といった状態になっています。
O2センサはジルコニア素子などを使って、大気と排気ガスに触れさせています。排気ガス中の酸素濃度に応じて起電力を発生するので、空燃比をコントロールするセンサとして使われています。
リッチ・リーンなどを排気ガス中の酸素濃度で検知して、それを元に燃料噴射量をコンピューターがコントロールする。
つまりこのO2センサが壊れると、一体排気ガス中にどれだけ酸素が残ってるかが正確に読み取れなくなるため、空燃比コントロールが曖昧になって、排ガスも汚くなり、燃費も悪化すると。
例えば、エンジンを制御してるセンサっていろいろなものがあります。
ノックセンサ、スロットルポジションセンサ、バキュームセンサやエアフロメーター、それぞれエンジンがどのような状態にあるかを検知するためについています。
この中でO2センサというものは、環境が厳しくて構造上消耗部品の部類に入ってくるといえます。
昔のO2センサで多かったのが内部のヒーター回路の断線です。
昔のセンサはある程度温めないと、センサが正常に作動しなかったため、ヒーターが内臓されてました。そのヒーターの回路がよく断線したんです。
この場合は単純にセンサ不良で交換すれば治ります。
最近ではO2センサが不良を起こしたからといって、安易に交換しても再点灯することがあるんです。
特にセンサを2つ使っているタイプの車。
フロント側はA/Fセンサ。リヤにO2センサといった具合のもの。
これは2つのセンサの特性をリニアにコンピュータがモニターしているので、どちらかが壊れたら両方交換するのがおすすめです。
2つのセンサにズレが生じた。そのズレが何回か続いた。という原因で点灯することがあります。
このポロの場合は30000円近くしました。部品が高額なので、二の足を踏んでしまいますけど、エンジンチェックランプが点灯したら車検に通らないので修理するしかありません。
BMWなどはコーションラベルにO2センサの交換時期を貼ってあるモデルもあります。
エンジン内部については、PEA配合の燃料添加剤を定期的にいれることをお勧めします。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。