今年の8月にパチンコ店で相当な規模の車両火災が発生しました。
火元となった車は古い車とかではなく、比較的新しい年式のディーゼル車であったという情報が報道されただけでした。
しかしここに来て、VWの車であったということが判明しています。そしてVWが12月22日付でリコールを出しています。
その内容が気になります。
リコールの内容は以下の通りです。
ブレーキ液のリザーバータンクにおいて、生産工場での組付作業指示が不適切であったため、遮熱マットが正しく取り付けられていないものがある。そのため、エンジン高負荷時等の熱により当該リザーバータンクの端部が溶損することがある。最悪の場合、ブレーキ液が漏れ、高温の排気系部品に触れると火災となるおそれがある。
国土交通省HPより引用
ブレーキフルードのタンクですね。これが遮熱マットの取り付け不備で溶損する。
そしてエキゾーストなど高温部に付着することで車両火災になると。
問題は、このリコール内容がパチンコ店で止めてあった車両にも該当していたのかどうか?
もし該当していないとしても、火災原因は何だったのか?
ここがポイントになると思います。ホンダ車で、エンジンが停止してしまい追突されて死亡事故が発生した。これは後日燃料ポンプリコールの該当車種になりました。
事故当時はリコール対象車ではなかったのですが、後日範囲を拡大して対象車となった経緯があります。
新しい車が車両火災になるというのは、直近の整備歴がなければ考えにくいところです。
万が一リコール該当部位だったのなら、この大規模な車両火災はVWがある程度保証しなければならないと思います
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。