去年新車で買ってもらった車が、法定12ヶ月点検で入庫してきました。
気になるところがあったので、記事として紹介します。
エンジンオイルの交換依頼もあったので、アンダーカバーを外してみたら、
「おやっ?」
なんだかオイルパンに青い筋が・・・。見てみるとどうやらクーラントがエンジンから漏れた跡です。
上の方から伝わってきています。
とりあえず漏れている箇所を特定していきます。
すると、ホース類からではなくてウォーターポンプ本体から漏れてきているようです。
ここで問題なのは、ウォーターポンプからのクーラント漏れ判定について
というのも、ここの所各自動車メーカーがウォーターポンプの漏れ判定について注意喚起を出しています。
トヨタでの判定方法は、ウォーターポンプから漏れている場所にペーパーウエスを当てて、濡れたら漏れ。乾いたカスが付着するようだったら漏れてナシ。という判定です。
ウォーターポンプにはメカニカルシールがあり、常に潤滑して回転しています。クーラントは潤滑にも使われていてそれが蒸気となり、ボディの水抜孔より外部に排出される仕組みなんです。
つまり、漏れているようでも蒸発して水抜き孔からただ排出されているだけのことがある。
これと漏れをきちんと区別してくださいよ。というのがメーカーの注意喚起です。
ウォーターポンプが末期症状になると、エンジンをかけているだけでポタポタとクーラントが漏れてきます。
現在進行形でもれているのか、そうではないのかの見極めが重要であると。
ただ今回の場合、僕は「漏れている」と判断しました。
理由は、クーラントの漏れた筋がポンプに近づくほど湿っているという点。
やはりポンプからも半渇きのクーラント付着していたという点。サブタンクの量が半分以下に減っていたという点。
これらを踏まえて、軽微な漏れと判断しました。
買って1年目なので、当然保証が効くわけです。もし漏れてないという判定になったとしたらどうしようか・・。
高価な車で高性能なエンジンだけに、次の法定12ヶ月点検までにクーラントの量はチェックしたいところです。
保証期間にある車に対して有償修理をする理由もありません。漏れてないという判定が下るのなら、経過観察をせざるを得ないですからね。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。