スカイライン400RにはVR30DETTという3Lのツインターボが搭載されています。
この車、エンジンがかなりホットなものを積んでいます。
VR30DETTという3Lのツインターボエンジンです。
時期型のZにも搭載されるVR30DETTですが、うわさには聞いていたのですが初めてオイル交換をして確認しました。
それは、オイルパンが樹脂製品だということです。
こちらがVR30DETTのオイルパンです。
締め付けトルクもオイルパンに記載してあります。まさかの樹脂製オイルパンです。アンダーカバーに覆われてはいますが、これは国産車では初めてみました。
エンジンの構成部品が樹脂製になっている理由は?
エンジンって、昔はすべてが金属でできていました。
それが金属でもオールアルミエンジンが登場したかと思えば、少しずつ樹脂製の部品が使われるようになりました。
僕が整備士になったころ、1NZというエンジンがトヨタから出ましたが、こちらのインテークマニホールは樹脂製になっていました。これも初めてみましたね。
そして、ダイハツのEFエンジンに樹脂製のヘッドカバー。とうとうVR30DETTの樹脂製オイルパンです。
エンジンの構成パーツを樹脂製にすると、どのようなメリットがあるかというと、まずは軽量化。
そして、コストダウンも可能になってきます。
デメリットとすると、これは実際に出てきているケースですが、熱で樹脂が歪んでくる。
特にヘッドカバー。ヘッドカバーパッキンを交換しても、オイルが漏れてくる。そうなると樹脂製ヘッドカバーが歪んでいるので、カバーごとの交換が必要になります。
VR30DETTの精度はさらに洗練されているとは思いますが、もしかしたらオイルパンを交換するというオーダーが今後入ってくるかもしれませんね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。