トヨタのノア。
AZR65です。
車検整備ですがウォーターポンプがもれていたので交換することになり
ノア・ヴォクシーのウォーターポンプ交換をレポートします。
作業指数は1,4時間。
なんだ簡単じゃないと、たかをくくっていたけれどDIYではあまりお勧めができない内容でした
ノア・ヴォクシー AZR65ウォーターポンプ交換
昔はこの車のエンジンを45分で降ろすことができた。今でも2時間はかからないで降ろせると思う。
大体熟知しています。いやーな直噴エンジン。
まずはウォーターポンプの位置。赤丸の部分です。
ベルトが掛かっている状態でプーリーの12mmのネジを緩めておきましょう。
グリップが甘くて緩められない場合はマイナスドライバーなどで廻り止めをしてネジを回します
フロントの右のタイヤを外しましょう
とりあえずアンダーカバーの右半分を外す
ウォーターポンプを下から見た図。もれています。
補機ベルトを外します。オートテンショナータイプ。一緒にベルトも変えてしまうのがいいかもしれない。
ベルトを手で引っ張って、テンショナーがどのように移動をするかをよく確認してレンチをかけて
テンショナーを移動させてください
さくさく行きましょう
どうせならベルトも換えてもいいかもね。
ウォーターポンプのプーリーの緩めておいたネジ12mmの4本を外す。
だめもとでプーリーをまずは抜いてこようと思ったけれどやっぱりクリアランスが取れなくて抜けそうにない
真下から覗いてみました。ウォーターポンプの真向かいにパワステの高圧ホースを止めている
ステーのネジがあります。12mmですが、これを外します。これで少しクリアランスを稼げる。
だけどまだプーリーを抜くことはできません
続いてジャッキでエンジンをしたから支えておいて、エンジンマウントを外します。フロント右側だけ。
下に14mmのナットがありますので先にそれを外す。
そして上の14mmのナット1つと14mmのボルトを外す。
ジャッキを降ろしてもエンジンは下まで下がらないので大丈夫。
さらにマウントの17mmのゴムとステーを結んでいるボルトも外す。こうするとエンジンが左右にある程度振れる。
続いてクランクプーリーを外す。これである程度準備は整いました。
これでもウォーターポンプのプーリーは抜けません。ここまで外した状態で、
エンジンとボディの間にタイヤレバーを突っ込んで、レバーでエンジンを助手席側へ押し出してクリアランスをさらに広げます。
その状態で何とかプーリーを取り外すことができるようになるのです。
トヨタの整備士にはそんなの余裕っすよーなんて言われてしまった。でもDIYでやるにはちょっと危険が伴いますね。
ウォーターポンプの取り付けは10mmのネジ4本と10mmのナット2つ。
ポンプを外したらクーラントがもれてくるので下に桶を用意しておきましょう
ウォーターポンプを抜いて来るのにクランク角センサーが邪魔になってくるので
10mmで外してセンサーをエアコンコンプレッサー側へよけておきます。
もう少し
外れたウォーターポンプ
液体ガスケットでパッキングされていました。
綺麗にはがします
新品のポンプ
取り付ける
僕は付属のパッキンを使いました。パッキンがなかったら液体ガスケットを使用しましょう
元に戻す
あとはクーラントを入れてエア抜きをして終わり。
ノア・ヴォクシーAZR65のウォーターポンプ交換でした。
DIYでもいいけど多分工賃が12000円くらいだから依頼したほうがいいかもしれないね。
危ない作業です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
おはようございます。
いつも勉強になります。
今回のようなケース他の車で自分も経験しました。
簡単にいきそうでいかないともどかしいですよね(笑)
自分の経験ではクランクプーリーを外そうとしてもかなり硬かったのでウォーターポンプ本体とプーリーを分割した時点で知恵の輪のように動かしながら上から外しました。
下から抜くならそこまでしないといけないのですね。
確かオルタネーターも外しました!
もうちょっとクリアランスをとってほしいですね
できるなら外したくないですよね。他の補機類は・・