錆と金属疲労で折れた足廻り!中空部の錆止めの重要性を再認識!車を長く乗るなら錆止めを

先日修理で入庫した車、なかなか見ないケースだったので紹介します。

タイヤが明らかにおかしい方向を向いていた。

最初はどこかにぶつけて足回りが激しく曲がっているのかと思いました。

かなりキャンバーが付いているような状態です。

そもそもこの車両は2WDで、そこまで足回りが曲がるという事が想像つきません。

2WDのリヤは足回りが車軸懸架式です。要するに左右のサスペンションがつながっている。

片側だけどうしてこのようになっているのか?

原因はここにありました。まさかのアクスルビームが割れています。

中空部から錆て金属疲労と共に折れた足回り

修理はアクスルビームを交換するというものになりました。

そもそもこんなに強固なフレームが割れてしまうというのがビックリです。どういう構造なのか?

どうやらこの部位は中が中空になっています。

外側から見てもさほどでもないんですが、中から錆が侵食してきていました。反対側も確認したら、内部から腐食が始まっていました。

あとは、走行距離が16万キロをこえていることもあり、金属疲労もかさなっているのだと思います。

このヴィッツはRSというグレードで、通常よりもスポーツ寄りのグレードです。タイヤも扁平タイプを履いています。

車体に加わる振動はノーマルのヴィッツよりもハードです。

それにしても、こんな部品が折れてしまうのはなかなか想像ができませんでした。

外側が著しく錆びていれば注意のしようもありましたけど、急にバキンと折れてしまえば危険です。

改めて錆止めというのは、内部からも保護してあげないといけないんだと再認識です。

中空部の錆止めはノックスドール750を流し込むことが効果的です。

車を長く乗りたいのであれば錆止めは必須です。

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