自動車のエンジンっていろいろな形のものが積まれている。車にうとい人でも、V8とかV6といったエンジンを聞いたことはあると思います。
この車はV6エンジンが載ってるんだぜとかそういった会話に持ち出されるのである。
ではW型エンジンはどうか?自動車整備士の中にだってW型エンジンというものが存在するということを知らない人が居る。
W型エンジンはVWグループが開発したエンジンだ。
V型エンジンとの違いはV型は左右のバンクが存在していて、そのシリンダーが直列に並べられている。
これに対してW型エンジンは左右のバンクのシリンダーが直列に並べられているわけではなくて、ちょうどWの文字を描くようにオフセットされてセットされている。
これにより、V8エンジンとW8エンジンを比較するとW型の方がエンジンの全長を短く作ることが出来る。
でもその分V型エンジンよりはシリンダーの幅は広くなってしまう。
W型エンジンが搭載されている車はメジャーなところではVWのパサートだ。
世界で一番すさまじいスポーツカーのブガッティヴェイロンにはW16エンジンが搭載されている。
片バンク8気筒エンジンだ。それをオフセットして取り付けてあるので直列8気筒エンジンよりは全長が短くなるというメリットがあるわけだ。
W型エンジンはVWが特許を持っているらしいので、他のメーカーは仕組みを理解していても採用することは無いかもしれませんね。
V型エンジンとW型エンジン。次に何エンジンが出てくるかなぁ?
それにしてもすごいエンジンだな。ユーチューブなどでブガッティヴェイロンの動画を見てその独特なエンジン音を聞いてみてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。