仮ナンバーとユーザー車検を受ける際の注意点をまとめてみる

仮ナンバーです。僕はこの仮ナンバーというものに、苦い思い出があります。

昔、FC3Sを解体屋さんから8万円だったと思いますけど買いました。車は動くものの、車検がない。

家に運んでもらってから、どうするか?そうだ!ユーザー車検を受けてみよう!その時、兄はユーザー車検で家中の車を通していました。

おそらくFC3Sだってユーザー車検で通せばお金がかからないからいい感じだろうと!

そんなわけで、車庫証明などの書類を全て整えて知り合いの保険屋さんから自賠責保険を入れてもらいました。

仮ナンバーというものは、自賠責保険を加入すれば車を移動させるという名目で借りることができます。なので、僕も役所から自賠責保険をの証書などを持って、仮ナンバーを借りました。

車を自走で陸運事務所へ持って行って、さあ車検ラインだ!

結果は見事に落ちてしまったわけです。ここで僕が犯した間違いは2つありました。

まずはユーザー車検の内容をほとんど理解していなかったということ。そして、自賠責保険を24ヶ月で加入してしまったということ。この2つです。

24ヶ月で自賠責保険を切ってしまうと、その日に車検を合格して登録できなければパアになってしまうんです。こういった苦い体験を元に、ユーザー車検を初めて受けようとする人にアドバイス

ユーザー車検のポイント

僕が受けたユーザー車検はナンバーがない一時抹消の車両を、中古新規で通した手続きでした。

もしナンバーがついて車検が残っている車をユーザー車検に持ち込んだら、そんなに困らなかったかもしれない。

その理由は前述した自賠責保険です。車検は満了日の一ヶ月前から受けることができます。車検が残っている状態で、ユーザー車検に持ち込めば車は自走で陸運事務所へ持っていける。仮ナンバーは必要ありません。

必要書類と新しい自賠責保険を加入していけば問題ない。

もし10月15日に車検が切れる車を9月15日にユーザー車検で持ち込むと車検の期間が短くなるんでしょ?と、勘違いする人がかなり多いんですが、1ヶ月前であれば車検の満了日は変わりません。

継続でユーザー車検に持ち込もうとする時は、車検満了の1ヶ月前くらいから始めた方がいいでしょう。

理由は車検に合格する時には必ず自賠責保険が24ヶ月以上残っていないといけないからです。もし、24ヶ月の自賠責を切って行って落ちてしまった。そうなると追加で1ヶ月加入しないといけない。ですが、1ヶ月だけ追加で加入するとすごく高いんです。5000円とかします。

24ヶ月の自賠責保険加入代と25ヶ月の自賠責保険の加入代は1000円も差額がでません。つまり、中古新規など自賠責が残っていない車をユーザー車検に持ち込む場合、最初から25ヶ月で自賠責保険を加入していくこと。

そしてその自賠責保険が24ヶ月ジャストになるまでの1ヶ月間で車検を合格できれば無駄な費用をかけなくて済むということ。

ユーザー車検のテストを勉強しておこう

ユーザー車検で車検ラインを初めて通す時、どういう検査があるか知らないとちょっとまずい。

車検の検査って

・同一性の確認

・外装点検

・下回り点検

・ブレーキテスト

・スピードメーターテスト

・排気ガス検査

・サイドスリップ

・ヘッドライトテスト

・ホーンテスト

とこんな内容になります。

まず一度でも車をぶつけたことがあるという人は、サイドスリップが狂っている可能性があります。ショップなどでサイドスリップを調整してもらってから持ち込みましょう。

そして、ヘッドライトも同様です。おそらく車検ラインの合格基準には入っているかもしれないけど、ここもヘッドライトテスター屋さんや車屋さんで調整しておいてもらうこと。このヘッドライトで落ちる車が多すぎる。

ウインカーやライト類は全て切れていないこと。基本です。

最低でもこのあたりまでは確認していかないとだめ。

もし下回り検査で水漏れやオイル漏れが著しくひどいと判断されたらおとされてしまいます。さらには、排気ガステストで落ちてしまうと、現在の車ではリカバリーするのがなかなか難しい。

ブレーキとスピードメーターは普通に使っている車なら、おそらく合格はできると思われます。

ユーザー車検に持ち込むといっても、最低限準備をしていかないと落とされる可能性があります。もし、一つの検査で落ちてしまったら、陸自で限定保安基準適合証というものを発行してもらえるので、期間内にそこだけ直してもう一度ユーザー車検に持ち込めばオッケーです。

自賠責は25ヶ月で加入。この辺りがポイントです。グッドラック!

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