中古車を買ったら行う儀式的なメンテナンス

素性のわからない中古車を買った時、おすすめしたいメンテナンスがあります。

先に内容を書くと、全ての油脂をいれかえること。容易に交換ができるフィルターを全て換えること。この2つです。

以下その理由を書いていきます。

どのような使い方をされたかわからない車

車屋さんから中古車を買う時、メンテナンスノートや点検整備記録簿がない場合。どのような整備をされてきたかが全く不明です。

点検記録簿などは、使用者の住所や名前が印字されているので、コンプライアンスや個人情報にうるさくなった現代では添付してくれないお店もあります。

(当社では使用者部分を切り取って車内につんでお渡ししています)

点検整備記録簿を見れば、どのような部品を交換されてきたのか一目瞭然です。さらに言うと、メンテナンスをしてくれたお店もわかる。もしかしたらディーラーでずっと手厚い整備をうけてきたかもしれない。

そうかと思えば普通の認証工場での整備を受けているかもしれない。

いずれにしろこれらの情報がわからないケースが多いので、油脂類は全て購入時に交換してもらう。

エンジンオイル

ミッションオイル

デフオイル

ブレーキフルード

パワステフルード

年式によってはクーラント

車の状態を一度リセットする意味合いを含めて全ての油脂を交換します。走行距離が7万キロ走っていたとして、5万キロでデフやミッションのオイルを交換されてないかもしれない。こういう不安を払拭する為。

そして、自分が新しくオーナーになったんだという意味合いも込めて油脂を換える。

あとはフィルターですよね。エアクリーナー・エアコンフィルター・オイルフィルター。燃料フィルターも簡単なタイプなら交換したいけど、大体今は燃料タンクを下ろさないと交換ができない車がおおいですので除く。

ベルト類やブレーキパッドなどは現物を見て、硬くなってたり亀裂が入っていたら交換すればいいと思います。

ATFなどは色や距離を考慮すると交換しないほうがいい場合もありますけど。交換できるものは全部交換。

これでオドメーターが0になった気分で車の状態を管理していく。

中古車を買ったらおすすめです。これは整備士になるまえCARBOYというカー雑誌から伝授された手法で、今でも僕がお手本にしていることなのであります。

僕はこれに加えてインジェクタークリーナーを入れて、距離を走ってれば多走行車なども一番最初に添加しています。

少しでもコンディションをよくしてあげたいですね。

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