これほど電動パワステが壊れる車を見たことがないのですが、スバルのサンバーTT型です。
故障に至るのは、パワーステアリングの警告ランプが点灯して急にハンドルが重たくなるというフローです。
この場合、どちらかの故障が考えられます。
電動パワステのギヤボックスかパワステの制御コンピューターです。
パワステのコンピューターはこの位置にあります。
サンバーは非常にこのコンピューターが壊れやすいです。
そして、電動パワステギヤボックス自体もダメなりやすい。
正直な話、ここまでパワステが壊れる車は他には見たことがないくらいです。
新品だと非常に高価なので、リサイクル品などを使って修理するのがほとんどです。
今回は中古パーツを使って修理しましたが、6万円くらいかかりました。
ギヤボックスとコンピューター、両方ダメになっていたためです。
もし電動パワステ付のサンバーに乗っているのであれば、この手のパーツを確保しておいた方がいいと思います。
徐々にですが、廃盤パーツが増えていっているので。将来的に直すのが困難になる可能性がありますからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。