ダイハツのムーブです。お客さんからスペアタイヤを取り付けてほしいという依頼がありました。部品を取り寄せてみると、やっぱりか・・・部品がバラバラです。
取り付けキットはタイヤ、ホイールにカバーなどで構成されています。
新品の組み込み前テンパータイヤ、なかなかお目にかかれませんね。
ちゃんとタイヤがつぶれないように段ボールが中に挟まっています。
タイヤを注文して、長期在庫品などを安く卸してもらうとタイヤがペッチャンコにつぶれているものがあるんです。
ビードの部分がペッチャンコになっていると、ホイールにセットしたときに空気を入れるのがなかなか手間です。うちのタイヤチェンジャーには申し訳ない程度のエアーカーテンしかないので、どうしても入らないときは二人掛かりで空気を入れる事もあります。
テンパータイヤの中。
テンパータイヤは普通のタイヤと比べると性能が低いタイヤです。教習所でも勉強しましたが、駆動輪に履かないこと。
FFであればフロントに履いてはいけないし、FRだとリヤに履いてはいけない。4WDの場合、エンジンが横置きだとFFベースなのでフロントに履いちゃダメ。
縦置きエンジンの4WDだとFRベースなので、リヤに履いてはいけないということです。
あくまで応急用のタイヤになるので、早めに交換しないと危ないです。
車検・点検時にはスペアタイヤ空気圧という項目があるので、必ず空気圧を点検しているはずですが、指定の空気圧が通常のタイヤに比べて2倍くらいの高さになっています。
420kPaほどです。あれだけ細いタイヤなのでカーブを曲がるときのグリップやブレーキ時の制動が、通常サイズのタイヤと比べて劣る事は目で見ても明らかですね。
それでも、スペアタイヤとしてテンパータイヤが乗ってるだけでも相当な安心感があります。僕も家の車には装着したいと思っていますが、残念ながらフロア下に積めるスペースがなくて困っています。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。