本日はちょっとした経験談を。
トヨタの油圧ソレノイドバルブについて
これはVVT機構に使われるソレノイドバルブです。
油圧にてカムシャフトの位相を換える機能を担当しているバルブ。
今流行っている可変バルブ機構は大体この手のバルブがあるということですね。
これが距離を乗ってくると厄介になる
というのもオイルが漏れてくるんですよ。
バルブ本体から
エンジンとの取り付け部のOリングから漏れているのかなと
Oリングを交換しても駄目。
Oリングには部品設定があります。交換が可能。
しかし、漏れてくるのはそこからではない
エンジンのシリンダーヘッドに差込、ステーで10mmのネジを締めて固定しているだけ。
なので、Oリングを変えようと取り外しをする際は
10mmのネジを外したら、基本は引っ張るだけで抜けるはずなんですが、
やはり漏れてくるようになってくると硬くてなかなか抜けない。
そうするとマイナスドライバーでこじったりするんですよ。
でもそこに問題がある
このようにソレノイドバルブは、ステー部分にカシメて固定されているだけなんですよ。
そしてそこにもOリングが存在する。このOリングは部品設定はありません。
つまりこのカシメ部分からオイルが漏れてきたら無条件に交換しないといけなくなります。
しかもここは強力に油圧がかかるのでガンガンと漏れてきます。
一体構造であればなんら問題はないんですが、よりによってバルブ部分と本体部分の密着は
Oリングをはさんでカシメテ固定してあるだけ。
抜くときに無理にこじって、このカシメを曲げたりすると油圧でオイルがすぐに漏れてきてしまうのです。
因みにソレノイドバルブの値段は6000円程。
もし漏れが発覚したら、新品に換えた方がいいと思います。
以上トヨタの油圧ソレノイドバルブについてでした。
VVTなどの可変バルブタイミング機構の保護は何はなくともエンジンオイルの交換です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。