Categories: 日記・戯言

トヨタ販売店統合でどうなるかをシミュレーションしてみた。

知り合いにトヨタの整備士がいるんですが、年末に話をしたらトヨタ販売チャンネルの話が進んでいるとのこと。

長野近隣でいうと、トヨタ、トヨタカローラ、ネッツトヨタ、トヨペット、などに分かれています。

これら販売ディーラーが統合するという話が去年から持ち上がっています。

自動車メーカーというのは車を作ってる会社。トヨタ自動車。そこから車を仕入れて販売するのがディーラーです。若い頃、この違いがよくわからなかった(笑)

この販売ディーラーが一本化される。それぞれ何が違っていたのかというと、取り扱っている車が違っていた。

トヨタはかなり多くの車種を製造していたので、それぞれの販売ディーラーごとに取り扱い車種が違っている。これは日産やホンダも同じでしたね。

日産だとプリンスとサニーがあって、それがレッドステージとブルーステージに変わった。その後は統合されました。

ホンダもホンダベルノやクリオにプリモなど。それと同じでトヨタも4つの販売チャンネルがあるけどそれがなくなると。

それぞれのお店で全車種を購入することができるようになる。それに伴い、トヨタが製造する車種も減るということです。

今後の展開を考えてみる

まず規模の小さいお店はなくなっていく可能性が高いですね。

近隣ディーラーをみると、やはり小さい工場もあれば大きい工場もあります。立地条件にもよると思いますが、比較的小さなお店はなくなっていくんじゃないかなと。

これからのトヨタ車は全てをコネクテッドかーにするというところもポイントになります。車とネットが繋がるようになると、顧客管理がとてもやりやすくなります。

今後は車検証も電子化されることによって、全てがネット上でコントロールできるようになる。例えばより顧客満足度をあげようと思ったら、コネクテッドカーは願ったり叶ったりのシステムです。

微細な故障を予防整備することで、突発的なトラブルになる前に小さな芽を摘んでしまうことができる。当然オーナーと事細かくやりとりするようになる。

それらお客さんをカバーするにはもしかしたら24時間体制でオペレーターを置くようになるかもしれない。一番大きな本部で当番制でコネクテッドカーの動向をモニタリングする。

これが可能になれば、トヨタ車は安心ということでいうと他のメーカーの一歩先を抜きんでることができる。それをサポートするディーラーはやはりそれ相応の設備が必要になりますからね。

この前話をしたトヨタの整備士によると、具体的な統合話がすでに持ち上がってきているとのこと。

さらに余談ですが、BRZと86のバルブスプリングリコールですが、スバルは専用の会社を作って集中センターにて業務を遂行しています。

ですが、トヨタはそれぞれの販売ディーラー整備士によって作業をしているらしいです。作業は2日間かかり、メーカーから支給されるのは基本的に問題となっているバルブスプリングとエンジンガスケットキット。あとは油脂類のみ。

メーカーへ請求できる金額は8万円程度だと言っていました。丸2日間かけて8万円。割りに合うのかなと聞いたらやはり割りに合わないと言ってました。

それにしても販売ディーラーで作業してるっていうのはスバルとは真逆です。作業にどの程度の差が出てくるかはわかりません。

スバルの方が精度が高い作業を提供できるかもしれないけれど、トヨタの方が時間が圧倒的に短く済む。当然86のリコールをやる人間は、ある程度同じ整備士に作業させてるというので、精度という点ではさほど遜色ないレベルになってくるのではないかなと。

自動車業界は、これからさらに大変革を迎えます。

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