海外の記事ですが、すごく興味深いものがあったので紹介します。
何かというと、トヨタが電気自動車用のマニュアルミッションについて特許を提出しているという事です。
どういうことかというと、現存している電気自動車でマニュアルミッションを搭載しているモデルはありません。
そもそも電気自動車にはミッションがいらない。
理由はモーターって、最初から最大トルクを発生する特性を持っているからです。
エンジンって、出力曲線をみればわかりますが、どの回転数で最大トルクを発生するかというのがそれぞれ違ってきます。
マニュアル車の操作を考えてみればわかりますが、最初からトップギヤで走らせられるかというと、それは難しいです。
ギヤを操作してローに入れて走り出さないとだめですよね。ギヤによってトルク変動を自分でチョイスしながら走っていく。これがマニュアルの醍醐味でもあります。
電気自動車にもマニュアルを搭載できなくはない
電気自動車にマニュアルミッションはつめないのか?というと、そうでもないんです。
正確な答えとしてはマニュアルミッションを載せる必要がないということです。
技術的にはクラッチを介して、マニュアルミッションから動力をつなげることもできます。ただ、先にも書きましたがモーターの特性上必要ないからやらないだけです。コストもかかりますから。
ではタイトルにあるトヨタの電気自動車マニュアルっていうのはなんなのか?ということですが、これは実に今のトヨタらしい試みだなって。
どちらかというと、ドライビングプレジャーの為です。電気自動車になっても楽しく車を操る為のミッションですね。
トヨタの特許はおなじみのシフトレバーを備えたクラッチ作動式となっているようです。マニュアルの操作感をあえて電気自動車で再現したいというところにもつながっています。
実際にそのマニュアルの特許には、反力アクチュエーターの動作に応答して、シフトレバーのシフト反力も生み出していると報道されています。
もしかしたら、普通にEVモードだけで走れるのもさながら、マニュアルモードであえてシフトチェンジを楽しめるようにしているのではないかと。
今のトヨタらしい発想ですね。それはそれで楽しいものになるのは間違いないですね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。