エンジンチェックランプ点灯で入庫してきました。
DBA-AGH30Wのアルファード。
メーター周りをみるとこんな表示が出ています。
TCCもOFFになっている表示が出ています。
故障コードを読み取るとこんな状態です。
現在故障にあがっている、P0741、P075B、P2757。
これらのコードは何が壊れているのか?
P0741のコードは、自動車の診断トラブルコードの一つで、「トルクコンバータクラッチソレノイド回路の性能/固着」を示します。
このコードは、車両のコンピューターがトルクコンバータクラッチ(TCC)の動作に問題があると認識していることを意味します。TCCは、自動変速機において、エンジンとトランスミッションの間の動力伝達を制御する重要な部品です。
P0741コードが発生する原因としては、以下のものが考えられます。
P075Bのコードは、自動車の診断トラブルコードの一つで、「シフトソレノイドGの性能不良または固着」を示します。
このコードは、車両のコンピューターが、変速機内のシフトソレノイドGと呼ばれる部品に問題があると認識していることを意味します。シフトソレノイドは、変速機内の油圧を制御し、ギアの変速をスムーズに行うための重要な部品です。
と、このようにミッション内部の故障コードです。
このアルファードにはCVTが搭載されていて、ロックアップクラッチの構成部品の一部に強度が不足しているものがあります。
メーカーが保証延長を出していますので、これらの故障コードが出た場合速やかにトヨタへ連絡してください。
保証延長は新車を登録した日から11年です。走行距離問わずになっているので。
トヨタの保証延長のページを見て、車体番号で保証延長にかかってるか調べてみてください。実費で修理するとなると相当な金額になりますので。そろそろ11年目を超えてくる個体があるので、気がついたらすぐトヨタへ連絡です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。