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最近のトヨタ車、バッテリーは欧州規格採用のなぜ?交換コストは高い

新車点検っていうのは、少しワクワクします。

というのも、新型車を初めて整備できるからです。新型車が入ってきてエンジンルームを開ける。その時初めて違和感を感じることもあります。

最近ではトヨタ車に違和感を感じます。

何に違和感を感じるかというと、バッテリーです。

最近のトヨタ車、欧州規格のバッテリーを搭載してきています。

これは新型シエンタです。こういった室内にバッテリーを搭載しているものは、特殊なバッテリーをつかっていても納得できます。

R33のスカイラインや初代ロードスターもトランクにバッテリーがありました。

室内にバッテリーがあると、普通のバッテリーだと充電時の水素ガスが充満する危険性があるので、特殊なバッテリーを積んでいます。

これがまた高いのです。

なぜトヨタ車が欧州規格のバッテリーを使いだしたのか?

こちらは新型シエンタのガソリン車です。

バッテリーをよく見ると、ステーが上に見えません。

欧州規格のバッテリーはバッテリーの底をおさえています。

国産車のバッテリーって、バッテリーの上をステーでおさえつけています。

EN規格の欧州車バッテリーは底の出っ張りをプレートで抑える。

最近のトヨタ車でバッテリー交換が必要になった人は、まだ少ないと思いますけど部品代が高いです。

そしてDIYでやろうとしたら、初めての人は戸惑うかもしれません。

なぜEN規格のバッテリーを付けるのか?

ではなぜ最近トヨタ車は欧州規格のバッテリーを付けだしたのか?

日本の国産車で使われているバッテリーと比較すると、バッテリーの高さを低くすることができます。

それによって何がいいのか?

デザインの自由度が上がるということが一つ。バッテリーが出っ張っていると、ボンネットを少し高めに作らないといけなくなるかもしれません。

低いバッテリーを付けられれば、ボンネットを低く抑えることができる。ちょっとスポーティに演出することが可能になると。

そこまで考えての採用かというと微妙ですが、トヨタのデザイン最近随分と変わってきましたよね。おおむね好評を得ています。

そして、グローバルに販売したときに、部品を共通化することでコストを抑えられるというのも一つ。

トータルの市場を見るとメリットなのかもしれませんね。

例えばGR86は日本では300万台で買えますけど、ほかの国では1000万円くらいするところもあるんです。

これは為替が影響してるんですけど。iPhoneだって日本は下から数えたほうが早いくらい安く買える国になりました。

グローバルで販売しているものは部品を共通化することで、トータルコストを抑えることができる。

そういった理由もあるのかもしれません。最近のトヨタ車、バッテリー交換しようとガソリンスタンドに行っても、在庫してないと思いますから。

バッテリーは早めに変えておいたほうがいいですよ。

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