今年の春に新品のタイヤを装着しました。
仕事で使っている車なので、年間走行距離がかなりかさみます。ランニングコストを抑えるために、型式の古い未使用タイヤを買って履いていました。
屋内保管ということと、ノーマルタイヤだからまあいいかなと。
車は4WD。先週スタッドレスタイヤに履き替えましたが、外したタイヤの状態に驚いてしまった。
目次
タイヤに負担がかかるのは駆動輪
車のタイヤってどこのポジションが大変なのか?これは、駆動輪であるといえます。駆動輪というのはエンジンからミッション・デフへ動力伝達されて、その回転を伝達しているタイヤです。
例えばFFであればフロントの2本。リヤはギヤを入れてエンジンを回してもタイヤは回転しません。フロントタイヤで駆動しています。
これがFRになるとリヤタイヤが回転します。フロントタイヤは舵取りに専念できてリヤタイヤで駆動を伝える。
4WDになると4つのタイヤすべてが回転します。しかし4WDの場合FFベースのものが多いので、フロントタイヤのほうが大変です。
我が家の車はFFベースの4WDです。
こちらが新品でおろして1シーズン使ったフロントタイヤです。
なんとまぁショルダーが減っているではありませんか・・。なんでこんな減り方をするのかっていうと、山道を走るからですね。
お客さんがお山の上に住んでいて、2日に1回は山道を登っています。これ、タイヤがすごく減るんです。
タイヤローテーションをしなかった結果
Fr右のタイヤ
Fr左のタイヤ
Rr右のタイヤ
Rr左のタイヤ
見事なまでにフロントに履いていたタイヤが減っています。タイヤローテーションをきちんとしていれば、均一に減っていたと考えられます。
新品タイヤを装着したら、タイヤローテーションを実践すべきなのは間違いありません。ただ結構手間です。
僕は最初からタイヤローテーションをしないしないつもりでいました。来シーズンフロントとリヤを入れ替えて使おうと思ってたので。
しかし4WDなので、できればタイヤは均一に減らしたほうが駆動系にやさしいです。タイヤが減ると厳密に外径も変わってくるので、デフなどに負担が増えてしまいますからね。
1シーズンでこんな減り方をしていれば、2シーズンくらいしか持たなそうです。仕事で車を使うとなるとこんなにもコストがかかるものなのね。とびっくりしてしまいました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。