テスト走行の重要性と納車整備

本日は整備業界ではかなり重要な位置づけになるテスト走行の重要性と納車整備についてお話をしたいと思います。
車をお客さんからお預かりする場合は3つのケースが大体あり得ます。
1、車検
2、定期点検
3、依頼整備(一般整備)

この中で、お客さんからご用命を受けることが多々あるわけです。普段車屋さんに見てもらわないから車検のときに不具合も一緒に直してもらおうなんて感じですね。
一番は一般整備。これはいわゆるオーダー整備なわけであって
「変な音がする」

「ブレーキのききがイマイチだ」
などといった依頼を解消する仕事になってきます。これはまず、ビフォアーアフター的な感じで作業前、作業後と確認をする必要が慎重に出てきます。
実際ブレーキが利かないということで、パッドがなくてローターを削っていた。なんて
事象の場合は100%間違いないだろうけど、新品は当たりがついていないので、当たりを出すためにテスト走行に出かけます。これが重要。きちんと直っているか?
自分で確認をするわけですね。

重整備をした後もテスト走行がかなり必要になります。例えばエンジンを載せ換えた場合いろいろな配線を外しているので、全ての機能がきちんと動くか?
電動ファンがきちんと廻っているか?ATのシフトチェンジはスムーズか?アイドリングに変調をきたさないかなど、かなり気を配って長期にわたりテスト走行を行います。
加えて重整備をした際は、バンパーなどを外しているので、きちんと最後は磨き上げる。
これがポイント。室内においてもそう。掃除をして、各パネルに傷を残していないか?
全てを総合的にみないといけません。やはり車両を預かった前と同じ状態で出せなければプロとはいえないと厳しい目で見られてしまいますからね。
いい整備もきちんとテストをしているか?納車整備はきちんとされているか?
この2点が欠けていると台無しになってしまいます。
車両を引き渡すまでは本当に気を引き締めて、車に携わらないとプロとは言えないのでした

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