定期点検と車検というタイトルでお話しを少ししたいと思います。
自動車の車検というのは大体の車が2年で継続して行っていると思います。中には1年車検があったり、
新車で3年目の車検というのもあるかと。
では定期点検はどうか?これは一応一般的に考えると6ヶ月と12ヶ月点検という点検が存在します。
定期点検をすると、フロントガラスの左上の点検ステッカーが翌年まで更新されるというものですね。
定期点検って、行っていますか?
うちの工場を例にとると、定期点検は12ヶ月であれば、基本工賃で1万円近くします。これに、
部品交換したり追加工賃が出たりすることもシバシバ。車検と違って、定期点検を行っていなくても
公道を走ることが出来るので、お客さんの10人中3人位しか点検をしてくれない風潮です。
定期点検を行っていると、どうなるか?確かに点検代というものがかかってしまう。しかしながら、
定期点検を行っているから、車検では痛んでいるところが少なくなるのも事実。
車検の時に20万円かかった。30万円かかったというオーナーの殆どは定期点検を実施していない人が
多いと感じます。ボクは自分の車は車検時に部品の交換は一切なし。
車検の時に行うのはブレーキオイルの交換ぐらいです。あとは全て自分で暇を見つけては交換しています。
これが何を意味するか?車検でお金がかかるというのは、車検まで何も手をいれないということ。
逆に定期点検を行っていれば、余計なトラブルが産まれないということもあります。
一番はブレーキパッドの残圧だと思います。定期点検でブレーキパッドを換えていれば、ブレーキパッドが
磨り減って地金でローターを削ってしまった。ブレーキローターまで交換をしないといけない事態に。
なんてケースは多いのです。
ディーラーに定期点検を出すと、その車種の弱いところなどを早期に見てくれる。これはメリットが
あるかと思います。車検でお金をあまりかけたくないという人はたまに定期点検に出すというのは
いかがでしょうか?洗車までしてくれて、なかなかいいと思いますよ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
これは自分では出来ないので、整備工場に1年ごとに整備に入れています。
ポイントは「1年間持つか持たないか」。
持つ物…12ヵ月後に再評価
持たない物…即交換
微妙な物…12ヶ月の間に交換
このような判断をしています。
ナイスな判断だと思います