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カーボン除去の燃料添加剤の効果は、いかにエンジンをぶん回すかにもかかってくる

2年前くらいからずっとエンジン内部のカーボンについて実験をしてきました。

燃料添加剤がどのような変化をエンジンにもたらすかです。

そこでわかったことは、エンジンを回してやらないとカーボンはなかなか奇麗にならないということ。

こちらの画像は添加前の状態。

こちらは添加して燃料が空っぽになるまで走った状態。

そしてこちらがさらに走りこんだ状態です。

燃料添加剤を投入してしばらくしたら汚れが一気にエンジン内部へ降りてきます。

問題はこの汚れが落ちたカーボンをどうやってきれいにするのか?これはエンジンの回転を上げて、燃焼温度を上げないと駄目なんです。

プラグには自己洗浄能力がある

スパークプラグも同じ燃焼室のなかに取り付けられています。

もちろんカーボンもたまってくる。カーボンが溜まりすぎると、火がうまく飛ばなくなることは容易に想像がつきます。

どうするかというと、プラグには自己洗浄能力があります。

プラグって温度が500度以上になると、自己清浄温度に達してカーボンを焼き切るようになっています。

この温度に達しないと、プラグはくすぶるばかりです。これを避けるためにプラグには熱価というものがあります。

ガイシの溝の深さですね。溝が深いほど低熱価タイプ。溝が浅いほど高熱価タイプ。

燃焼温度が上がりにくいエンジンには低熱価タイプのプラグを付けて、あえて燃焼温度を上げるように促進します。

逆にレーシングカーなどは熱がこもるとプラグが溶けるので、高熱価タイプで放熱をしています。

プラグと共通しているのは、エンジンってある程度以上の燃焼温度に達しないとカーボンは焼き切れないという事です。

燃料添加剤で汚れを落としたとして、若干はオイルに包まれるでしょう。でも物理的にピストンヘッドに堆積したものは、燃焼させないと駄目。

エンジンを好調に保ちたいのなら、やはりエンジンを回すということも必要なんだよという話ですね。

燃料添加剤を入れるお勧めのフロー

これらを踏まえて、燃料添加剤の効果的な投入方法は何か?

まず燃料添加剤を入れると、汚れがおちます。それはオイルにも混ざります。

このことから、オイルが汚れやすくなるのでオイル交換が近くなったタイミングで入れる事。

そして、燃料添加剤を入れたらある程度エンジンを回すことが効果的です。つまり、高速道路に乗って遠出するタイミングがベストですね。

このタイミングに合わせて燃料添加剤を投入する。

帰ってきたらオイル交換もする。これがベストかなと。

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