以前カプチーノに乗っていた頃の話です。平成6年の前期型で、リミテッド3というかなりレアな車です。
どこがレアなのかというと、電動パワステがついているのです。エンジンがF6Aで電動パワステ付きのリミテッド。この前期リミテッド最後のモデルがリミテッド3。
とてもレアな車だったのです。そしてその当時から愛用していたオイル添加剤がありました。
それがこのKUREの多走行車というオイル添加剤。
定期的にこのオイル添加剤を入れていました。
このオイル添加剤「多走行車」はその名の通り、距離がかさんできた車や年式が古くなってきた車に効果が大きい物です。
具体的な効能が
●ピストンリングの汚れを落として、動作不良を解消させます。
●エンジン内の汚れを落として、再付着を防止します。
●シリンダー内の圧縮力を高め、パワーを回復させます。
●シール性能を回復させて、オイル消費を低減します。
●成分:清浄分散剤、シール性向上剤、耐摩耗剤、酸化防止剤、鉱物油
●内容量:180ml
●製品サイズ(H×W×D):198×80×35(mm)
●製品重量:224g
●消防法分類:第4石油類、危険等級Ⅲ
●使用方法:
①添加前に必ずエンジンを止め、ボトルをよく振ってください。
②オイル6Lまでは1本(オイル3Lまでは半分)を目安に、
オイル規定量を超えないようエンジンオイル注油口から注入してください。
③注入後オイルキャップを閉め、5分程アイドリングしてください。
※注入後は自動車メーカーの推奨するオイル交換時期に従って交換してください。
※すでに劣化しているエンジンオイルやエンジンなど、
また運転状況(過度なアクセルワークや必要以上の高回転走行など)
によっては効果が充分に発揮されない場合があります。KUREのHPより引用
このような内容になっています。
簡単に訳すと、オイルシールの弾力を回復させてオイル漏れを防止。PCVバルブなどをクリーンにする。ピストンリング膠着を防いで圧縮回復。
といったところなのです。僕はカプチーノのエンジンでオイルシール類を交換したのが19万キロの車検の時が初めて。
2回目のタイミングベルト交換した時に、ヘッドカバーパッキンからほぼ全てのオイルシールを交換しました。唯一換えなかったのがヘッドガスケットくらいでしたね。
それまでこの多走行車を何度か添加してきたので、オイル漏れは滲み程度ですんでいたのが幸いでしたね。
車検ではオイル漏れってひどいとNGになります。そして、圧縮も回復するということなのでおすすめです。ま、体感はできませんでしたけど。
他のオイル添加剤に比べてリーズナブルなので、それこそオイル交換のたびに入れるということも経済的負担が軽くていいと思います。
お試しあれ〜。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
MHOさんにご質問ですが、
オイル添加剤を入れるなら、その分の費用で、オイルのグレードを上げるという方法については、どう考えておられますか(経験などから)?
参考までにお聞かせください。
安いオイルに、添加剤入れるなら、高いオイル買った方がいいんじゃないかと思いまして。
いいオイルを入れているなら添加剤を入れる必要ないですよね。今回紹介している多走行車という添加剤は5万キロくらいで一度試してみるのもいいと思います。
オイルシールの弾力を回復させたり、ピストンリングの膠着をほどいたりする効果があるみたいです。
いいオイルを入れていたら、通常の添加剤は入れないで、こういう節目の添加剤を自分は試すかなと。
こんにちは。
質問させて下さい。良いオイルと普通?のオイルって、どこで見分ければ良いですか?
例えば、カストロールだと、どこまでは普通、この商品からは良いというのはありますか?
自分の中では化学合成油であればなんでもOKって感じになっちゃいます