タイミングベルト交換などの重整備は暖かい季節に挑戦しよう

季節に整備する項目は一体何なのか?

いろいろとあるのですが、ここではその気候を利用したちょっと重整備をお勧めします

それは

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タイミングベルトの交換

なんで暖かい日にタイミングベルトの交換をお勧めするのか?

まず、タイミングベルトの交換という作業は重整備の部類に入ってくるのはお分かりいただけると思います。それを9月頃に行うには理由があります。

①まだ残暑で気候が暖かい

②日も長い

この2つがとても大切になってきます。

タイミングベルトを交換するにはあるていどまとまった時間が必要。

日没があるていど長くて、真夏ほどあつくもない9月に行うのは、整備士のコンディション的に考えるといいんじゃないかなと。

真冬にタイミングベルトの交換をやるのは結構キツイです。

手は寒くて上手く動かない。そんな条件でやっているとネジを落とすなんてこともあるかもしれない。

そして冬の整備はメンタル面でもプレッシャーになってくる。

そういった意味合いをこめてタイミングベルト交換をチャレンジするのをおすすめしています。

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悲しいことに、今の車の中には10万キロ大丈夫だといわれているタイミングベルトが素材がわるく5万キロで切れてしまう車種もあります。

タイミングベルトの交換時期として推奨するのが

10年、10万キロ

これが最低ライン

10万キロに到達するのか、それとも10年たつのかどちらか早いほうで交換をする。

最低でもこれを守らないと、痛い目をみることがあるかもしれません。

ボクは自分の車なら10年、7万キロくらいを目処に交換することにしています。

ただ、タイミングベルトの交換は9割以上は失敗は許されないエンジンの整備になります。

ごく稀にバルブクラッシュを起こさない設計もありますが、9割は駄目。

なので、きちんとシュミレーションをして道具と資料をそろえてから挑戦することが

必須条件となってきます。

タイミングベルトを交換するときのメニューとして一番最良なのが

タイミングベルト
テンショナーやアイドラー
オートテンショナーを使っている車はオートテンショナー
各シャフトのオイルシール
補機駆動ベルト
クランクシャフトプーリー
ウォーターポンプ
クーラント
タイミングベルトカバー

ここまでやれたならもう、エンジンを開ける機会はそうそうなくなります。

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クランクシャフトプーリーを交換する理由は、ねじれ振動防止のトーショナルダンパーが破損するケースが多いために同時交換をお勧めします。

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オイルシールの交換

しかし、タイミングベルト交換と同時に各オイルシールを交換するというのは結構大変なんですよ。カムシャフトとかオイルポンプなどのシール。

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カムのスプロケットも外す必要があるし、SSTがないと厳しくもなってくる。

もしプライベートでタイミングベルト交換を行うなら、

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タイミングベルトとテンショナー類

あとはウォーターポンプ。ココまでは交換するようにしましょう。

オイルシール劣化によるオイル漏れはじわじわとやってきます。

しかし、ウォーターポンプの寿命がくると冷却水は一気に漏れ出してしまう。なので同時交換が好ましい。

ボクは逆に割りきってタイミングベルトを交換しました。

それはどのような内容だったかというと、タイミングベルトとテンショナーだけを交換した。

やっぱりタイミングベルトは命綱。一番破損しては困る部品です。走行距離は6万キロ後半でベルトとテンショナーを交換したんです。今度は12,3万キロくらいでもう一度タイミングベルトを交換しようとおもっています。

その時にウォーターポンプも一緒に交換しようかなと。

つまりタイミングベルト交換のインターバルを早くして、ウォーターポンプを2回目で交換するというパターン。

当然これを行うにはきちんと2年ごとにLLCを交換して冷却系に錆を発生させないことがポイントになってくるそういう考え方もありだと思う。

自分でタイミングベルト交換をやろうと思っている人は相当な車好きか、車のランニングコストを最小限まで減らそうとしている人だ。

各々の考え方で、9月はぜひタイミングベルト交換にチャレンジしてみてください

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