本日は修理か換装かのジレンマというタイトルで。
これは何のことかというと、前も話したことがあるかもしれませんがエンジンです。
エンジンを修理するか、載せ換えてしまうかということですね。
この問題にぶち当たるのは大体がオイル漏れなんですよ。エンジンにはいろいろなパッキンがあり、その全てのパッキンからオイルが漏れてくる可能性がある。
ヘッドカバー、ヘッドガスケット、オイルパンの液体シーリング、カムシャフトのシールクランクのシール、フロントカバーにリヤカバー。そしてリヤのクランクエンドシールオイルプレッシャースイッチやら各メクラ蓋など等。
オイルが多量に漏れていた修理しないと車検には通らない。
が、いろんなところから漏れすぎているというオチ。先日も車検で入庫した車がそうだった。
もうすごい。ありとあらゆるパッキンが駄目になっているのかダラダラ状態。
エンジンを一度綺麗に洗浄。その後リフトアップした状態でかけておくがしかしどこからの漏れどころか分かりづらい。
各パッキンの値段というのはさほどでもありません。エンジンガスケットキットというものが存在していて、それが2万前後かな。それを買って、全てのシールを打ちかえればとりあえずはオイル漏れは直る算段です。
が、それを行う工賃がかかってしまう。全てのガスケットを交換するとなると、セミOHなみにエンジンを分解しないといけない。工賃がかさむ。
だったら載せ替えか?ということになってしまうわけですね。オイル漏れをしたエンジンを直すのに部品代と工賃で10万円かかる。リビルトエンジンが20万で手に入る。
こうなるとリビルトに動くお客さんも多数居るというわけですね。やはりオイルが漏れてくるということはそれなりに距離を乗っているわけだし、圧縮だって違う。
修理か換装かのジレンマは今日も僕を悩ませるのであった。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
私は現品修理派です。
なぜなら「自分が使ってきた物」だからです。
リビルドだと悪いところは換えてあると思いますが、弱ってる部分はそのままだと思います。
前の使用暦が判らない物よりか、判っている物の修理の方が自分は安心できます。
でも昔20万で買った車に3桁の修理費をかけたら親に怒られましたがね。
確かに自分が使ってきたものであれば、他の部分の現状もわかりますからね。
昔リビルトエンジンを載せ替えたら、すぐにオイルが漏れてきたことがありました・・。