Categories: 日記・戯言

出張でエンジンがかからないときの対応

わが社には出張修理というものがありまして、出張で直してこないといけない。
難しく考えるとびくびくしちゃうけれど、実際に出張修理に出かけるとエンジンがかからない原因はほぼ5割は人為的なミス。

そして残りの4割はメンテナンス不良。最後の1割は本当に故障という割合になってくるのではないかなと思います。
出先での出張でエンジンがかからない。何とかしてくれというヘルプコール。こいつはまず人為的ミスが多い。
出先でエンジンがかからないということは、最近までかかっていたということ。一番多いトラブルはライトなどのつけっぱなしでバッテリーを上げてしまったというトラブル。これが非常に多い。
次にキャブ車だと、プラグをかぶらせてしまったということ。癖のあるエンジンはかけるのが難しい。
しかもちょっと乗ったというシチュエーションは良くない。

続いての人為的ミス。これは放置車両に多い。放置車両はなかなかエンジンがかかりません。
燃圧が下がっているのが一つの原因。ひどいものになると放置されているが為に燃料ポンプが動かない。
昔の車ならポンプを少し叩きながらクランキングをしてやると固着が取れて動くようになることが多い。
今のインタンク式の燃料ポンプはリカバリーがほぼ出来ません。たまにはエンジンをかけれていれば防げるミス。
メンテナンス不良の車は大体バッテリーを交換していないというのが多い。車検時などに交換をお勧めしてもそのままにしてあるというお客さんが、遭遇するトラブルだ。定期的なバッテリー交換などをするとほぼ防げる部類のトラブルである。
そして最後の1割。これはもうその場でのリカバリーが不可能なケースがほとんど。その大半は、タイミングベルト切れとか、センサーが壊れてエンジンがかからないとか本当に外れ車両を引いてしまった時に起こってしまうトラブルかもしれません。
僕が出張修理に持っていく装備は、明かり、バッテリー、プラグレンチ、プラグ、サーキットテスタ。
大体このくらい。軽微なものなら何とかエンジンをかけられるけれど、最後の1割に該当する、本物の故障に遭遇したときはお客さんをその場から車で送ってあげてレッカー車で再度引き取りに行くことになります。
症状が不明な場合の出張修理は、そこそこリカバリーが可能なことが多いというお話でした。

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