整備工場にかかってくる電話で、出張修理を依頼してくる電話は結構かかってきます。
出張修理を依頼してくるトラブルって一体なんなのか?そのベスト3をまとめてみました
出張修理依頼のナンバー1というと
「エンジンがかからない」
という依頼です。このエンジンがかからないというトラブルの8割近くはバッテリー上がりです。中にはセルモーターやイグニッションスイッチの不良などもありますが、そのほとんどはバッテリー劣化によるものです。
出張依頼の多くは朝エンジンがかからないというもの。特に気温が下がった日は多いです。
当社の管理ユーザーであれば、最後に車検や点検をやったときのバッテリー状態をデータとして保管してあるので、バッテリー劣化だと確信をもって出張に行くことができます。
データのない車両の場合、電話でとにかく詳しく問診します。そして、ある程度のバッテリーを持ってとりあえず出張する。
3年経過したバッテリーは使用状況によっては要点検必須です。無用なトラブルを避けるためにもバッテリーは定期的に交換するか、ジャンプスターターを持っておきましょう。
ジャンスプターターは1つ持っていれば非常に安心です。
年々増えてきているのがパンクでの立ち往生。
理由は2つあります。まず1つはスペアタイヤを積んでいない車が増えてきたこと。自分でパンク修理剤を使うことができない人も多いです。
そしてもう1つの理由は自分でスペアタイヤに交換ができる人が少なくなってきた。とあるお得意会社でも、スペアタイヤを備えつけてる車両であっても出張してくれという依頼がよく入ります。
今、スペアタイヤに付け替えられる人って年齢層が高くなってきています。若い世代は交換ができない。
スペアタイヤを積んでいなければ、タイヤパンク修理剤を積んでおくのがベストです。
スマートキーが増えてきた中、まだまだ多い。キーの綴じ込み。
物理キーを車の中に入れたままロックしてしまった。もしくはロックが働いてしまった。これは、プレート型の物理キーであればなんとかなります。
スマートキーの電池切れで自動的にロックがかかってしまった場合などはピンチです。スペアキーなどがないと鍵屋さんを呼ぶなどの手段が必要になります。
スマートキーは電池がなくなってくると、急にドアロックが落ちたりするので1年に1回は交換するのがベストです。
ということで整備工場に寄せられる出張修理ベスト3でした。雪国ならではですが、冬になると脱輪したから助けてーという依頼もかなり増えてきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。