エンジン

衝撃画像!エンジンルームにこんなもの?クラッチがこんな状態に?衝撃過ぎる現場まとめ

長く自動車整備士をやっていると、こんなことってありえるの?一歩間違えば大事故につながるような状態。

さらには、こんなバカなことってあるんだ・・。など普通ではおよそ遭遇できない車の状態を目撃することがあります。

今回はそんな衝撃的な事例をあつめて紹介します。

クラッチを60kmで滑らせるおじいさん!

まずはこちらをご覧ください。マニュアル車のクラッチです。上にあるのがクラッチディスク。下にあるのがクラッチカバーです。

エンジンとミッションの動力を伝達する役割のクラッチ。クラッチディスクがご覧のようにつるつるになってくると「クラッチが滑っている」状態になり、エンジンの動力がミッションに伝わらなくなります。

その寿命はおよそ10万キロ前後。運転のうまい人なら20万キロ超えてもクラッチを滑らすことなく使えます。

10万キロはゆうに持つであろうクラッチ。これを走行60km程度で終わらせてしまうおじいさんがいました。僕が今まで遭遇した中で最強に早かったクラッチの寿命。

半クラッチをずーっと使い続けていると、クラッチってあっという間につるつるになって滑ってしまうんです。そんなクラッチ、今までで最強にやばかったのがこちら。

すごいでしょう?僕も目を疑いました。こんなクラッチの状態初めて見た。中でバラバラになってるし、クラッチカバーは割れています。

エンジンのフライホイール側はどうかというと、

パイロットベアリングが飛び出てきています。フライホイールは割れることなく持ちこたえていました。

相当な高回転でガンガンとつなげたりしていった結果がこれですね。

あとにも先にもこんなひどいクラッチを見たことはありませんでした。

動物の毛のようになっているクラッチ

続いてはこちら。クラッチディスクがきれいさっぱりなくなってしまってる状態です。これは先ほどの車とは違います。

やはりクラッチを短期間で滑らせてしまう人。年間5回近くOHする年もあります。

先ほどのお客さんと同様に高齢者の方で、耳が遠くなってクラッチミートがうまくわからない。自分はエンジン回転を回しているつもりはないんですがものすごい高回転でつないでいるがために、あっというまにクラッチがなくなってしまう。

すごいのはレッドゾーンでクラッチミートをしていても、半クラをうまく使ってそろそろと出発するわけです。耳が遠い人に共通することは、エンジン回転は高回転でつなぐけれど、半クラの技術はさほど衰えていない。

クラッチ側で速度をうまく調整している人がおおいです。左足を急に話したらドッカンと発進してしまうので、こうなるまえにATに乗りなれたほうがいいと思います。

やはりマニュアルしか運転できない・・・。というところも共通してします。

ブレーキディスクがペラペラに・・・

車の主に前輪にはディスクブレーキが採用されています。これは回転する鉄の円盤をブレーキパッドでおさえつけて制動力を得ています。

自転車とかと仕組みは同じですね。国産車はブレーキローターよりもブレーキパッドのほうが減りやすいので、ブレーキパッドの2回か3回に1回ブレーキローターも寿命を迎えます。

つまり寒冷地など塩カルをまかない地方であれば10万キロはもつであろう、ブレーキローター。

あろうもことかこんな状態になっていた車両に遭遇しました。

ここまで潔くペラペラなのは初めて見ました。

ブレーキパッドの残量が終わって、ブレーキパッドの地金がブレーキローターに接触することで、ローターもあっという間に削れていってしまったということ。

普通パッドが終わったら急激に制動力が落ちるので、その時点ですぐに恐怖を感じて車屋さんに駆け込みますが、この人は鉄のハートを持っていたのか車検時まで普通に乗っていました。

2万キロ以上オイル交換しなかったエンジン内部

こちらもたびたび紹介しました。オイル交換をずーっと怠ってきて、気が付けば2万キロ以上交換していなかった。

ヘッドカバーを開けるとこの状態。もう何が何だかわかりません。

本来ならシリンダーヘッドはこんな状態のはずなんです。

よくもまあこんな状態になるまで放っておいたなと。

すごいのはこれでも普通にエンジンが回っていたということ。パワー不足などもあまり感じられませんでした。日本のエンジンは大したもんだなと思います。

エアコンフィルターを交換しようと思ったら・・・

整備工場って梅雨の時期などになるとエアコンフィルターの推進をするところが多いです。来るべき夏に備えて奇麗にしておきましょうというのと、梅雨でカビ臭くなった車内を消臭しましょう!

という意味合いがあります。

問題はエアコンフィルターを外そうとしたら・・・。

なんか普通では考えられないものがたくさん詰まってる・・・。

信じられないくらいいろいろなものが出てきます。

なんでこんなことに・・・。外気導入口から小動物が侵入して、車の内部に巣を作ろうとしていたわけです・・。

積もり積もってここまで出てきました・・。たまーに見てはいけないものと遭遇することもあります。車内が強烈に臭ったら、それはもう時すでに遅いかもしれません。

エンジンルームになんてものが!?

車を整備しようとエンジンルームを開けました。???何かあるぞ・・。

えええええ!?まさかの鳥の巣!?しかも卵まで・・・。

見てはいけないものに遭遇というよりか、生命が誕生する前のものに遭遇しました・・。

それにしてもこんな場所にどうやって鳥が巣を作ったんだろうか・・。

頭の中で軽くパニックになりました。

その他にも・・・

割れたレンズの中にハチの巣が・・・。

マフラーの内部にハチの巣が・・・。

細かいものをあげればきりがありませんね。犬に食いちぎられたブレーキホースとか、犬にちぎられたシートベルトとか・・。

あと昨年の台風19号では水没した車が多数あり、とんでもないところに車が流れ着いているなんて言うのも相当目撃しました。

普通に車が動くっていうのは、当たり前だけどありがたいことなのかもしれないねって。自分に言い聞かせています。最近はびっくりする現場に遭遇することは減りましたけどね。

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